「消息文ー仮名の書状」前田土佐守家資料館

「消息文ー仮名の書状」前田土佐守家資料館

名称:「消息文ー仮名の書状」前田土佐守家資料館
会期:令和3年8月7日(土)~11月7日(日) 令和3年10月1日(金)~令和4年1月10日(祝・月)
   ※8月7日~8月31日(火)は臨時休館

休館日:月曜休館(月曜祝日の場合は翌平日休館)
開館時間:午前9時30分~午後5時
  (閉館30分前までにおはいりください)
観覧料金:一般 310円
    65歳以上・障害者手帳をお持ちの方およびその介護人 210円(祝日は無料)
    高校生以下無料
    団体(20名以上)260円
主催:前田土佐守家資料館、公益財団法人金沢文化振興財団
協力:石川県立歴史博物館
住所:〒920-0981石川県金沢市片町2-10-17
TEL:076-233-1561
URL:前田土佐守家資料館

現在、消息といえば、「消息不明」や「その後の消息を尋ねる」などというように用いられ、人や物事のその時々の様子や状況のことを指すと認識されています。しかし、古文書で消息といえば、消息文すなわち仮名文字主体で書かれた書状のことを指します。仮名文字とりわけ平仮名は「女手」とも呼ばれ、主に女性が用いた文字であることから、消息文の書き手は女性が中心です。
男性が主な書き手で漢字の多い「普通の古文書」も、崩された文字(くずし字)がなかなか読めず、難しい、わからないと敬遠されがちですが、消息文は、連面体の平仮名で書かれ、濁点・半濁点はほとんどつけられず、独特な言葉遣いがあったり、「ちらし書」で書かれてどこから読めばよいかもわからない難しいものということで、普通の古文書以上に敬遠されてしまうようです。
しかし、消息文の文字や字配りの美しさは格別であり、形態・書き方の順序・定型句など「きまり・お約束」がわかれば恐るるに足らず、面白い世界が広がります。
本展では、前田土佐守家三代当主夫人慈芳院が書いたものを中心に、消息文の「きまり・お約束」をお伝えしたいと思います。消息文、分かれば面白いこと間違いなし!

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