凸「矢吹多歌子」SEIZAN GALLERY TOKYO

矢吹多歌子「時を待つ」2021年、M100、油彩

名称:凸「矢吹多歌子」SEIZAN GALLERY TOKYO
会期:2021年12月10日(金) – 2021年12月22日(水)
開館時間:11:00~17:00
  ※日・祝休み
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座5-14-16 銀座アビタシオン2階
TEL:03-3546-7356
URL:SEIZAN GALLERY TOKYO 

矢吹多歌子「ここでお待ちを」2021年、h7.4×w20×d19cm、ミクストメディア
矢吹多歌子「ここでお待ちを」2021年、h7.4×w20×d19cm、ミクストメディア

日々の暮らしで自身が見たもの・接したものを切り取り、構成し、日常からほんの少しはみ出したものをテーマに制作するという矢吹多歌子。
猫たちの愛らしい仕草やコミカルな習性を瞬間的に切り取りとった作品は、単なる観察から得たものではなく、自身が愛猫家である矢吹と猫のパーソナルな関係から生み出された“匂い”や”温もり”が感じられるものとなっています。

この作品はもともと、昨年2020年に、埼玉県幸手市のシティプロモーションの取り組みとして始まった、東武日光線幸手駅の「改札口ギャラリー」での展示のお話をいただいて制作したものです。12月から1月末の2ヶ月間、改札前のスペースに展示されました。
駅というのは不特定多数の方が行き交い、それぞれが目的地にむかって先を急いでいる場所なので、遠くからでもインパクトの強いものが良いと考えました。
また、コロナ禍で、外出自粛を強いられていた真っ只中であったこともあり、画面いっぱい窮屈に収まりながらも、外に出られる機会を今かと待ち望む猫を描くことにしました。
猫は1日のほとんどをじっとして過ごします。何もしていないように見えて、実は来るべき時のために、備えています。我々人間も「窮屈なこの状況でもできることを考えながら、乗り切ろう」というメッセージも含めました。
近年は立体を多く製作しており、実はこれが久しぶりの油彩画で、どうせなら大きい画面に挑戦してみたい気持ちもありしました。その後加筆したものを展示します。

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