「浮世絵木曽街道三種揃踏(後期)」中山道広重美術館

「浮世絵木曽街道三種揃踏(後期)」中山道広重美術館

名称:「浮世絵木曽街道三種揃踏(後期)」中山道広重美術館
会期:2021年12月9日(木曜日)から2022年1月16日(日曜日)
場所:展示室1、2(1、2階)
開館時間:午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:大人820円(660円) ※(  )内は20名以上の団体料金
  ▲18歳以下無料
休館日:毎週月曜日(ただし1月10日は除く)、11月4・24日、12月28から1月1日・3日・11日
住所:〒509-7201岐阜県恵那市大井町176-1
TEL:0573-20-0522
URL:中山道広重美術館

 浮世絵の黄金期といわれる時代を経た後の19世紀は、葛飾北斎や菊川英山、渓斎英泉など個性豊かな絵師たちが活躍した、いわば浮世絵熟爛の時代です。しかし、当時の画壇を席巻したのは、歌川豊春を祖とする歌川派の絵師たちでした。
 常に新しいもの、面白いものを追求し、公権力に対する反骨精神を忘れなかった国芳。自然や人々の営みに寄り添い、風景画や花鳥画を浮世絵の一大ジャンルとして確立させた広重。人々の興味関心に対して常にアンテナを張り、江戸っ子に喜ばれる作品を生み出し続けた三代豊国。江戸時代後期の浮世絵界をけん引した彼らは、同じ流派に属する同志であり、人気を争うライバルでもありました。
 さて、当時「豊国にかほ(似顔) 国芳むしや(武者) 広重めいしよ(名所)」とうたわれた3人は、それぞれの得意分野で木曽街道(中山道)をテーマとした揃物を手掛けています。当館では2018年に三代豊国「木曽六十九駅」を新規収蔵。広重・英泉「木曽海道六拾九次之内」、国芳「木曽街道六十九次之内」と合わせ、3種の木曽街道シリーズが揃いました。
 2021年9月、中山道広重美術館は開館20周年を迎えます。今年の秋は「中山道」を冠する当館で、歌川派の人気絵師3人の手になる木曽街道作品の豪華揃い踏みをぜひお楽しみください。

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