「画家・井澤元一と京都1」京都文化博物館

「画家・井澤元一と京都1」京都文化博物館

名称:「画家・井澤元一と京都1」京都文化博物館
会期:2021年12月4日(土) – 2022年2月6日(日)
休館日:月曜日、12月27日〜1月3日、1月11日(10日は開館)
会場:京都文化博物館 2階総合展示室「京のまつり」
開室時間:10:00~19:30(入場は19:00まで)
入場料:一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
  ※*(  )内は20名以上の団体料金
  ※総合展示(2階)とフィルムシアター(3階)をご覧いただけます(フィルムシアターは催事により有料の場合があります)。
  ※新型コロナウィルス感染症の今後の状況により、予定を変更する場合もございますのでご了承ください。
主催:京都府、京都文化博物館
協力:ギャルリー宮脇
住所:〒604-8183京都府京都市中京区三条高倉
TEL:075-222-0888
URL:京都府京都文化博物館

井澤元一《画室》1934年、ギャルリー宮脇蔵
井澤元一《画室》1934年、ギャルリー宮脇蔵

 井澤元一(1909-1998)は、京都市下京区にある木綿問屋の長男として生まれました。小学生の頃から油絵を描き始めた井澤は、画家の里見勝蔵や須田國太郎に師事し影響を受けながら、自己の絵画を模索し続けます。
 京都に生まれ育った井澤がその後半生の重要なテーマとして選んだのは、京都の風景や祭礼でした。祇園祭を描いた《鉾》(1957年)を契機として、葵祭や時代祭、鞍馬の火祭やずいき祭、牛祭といった祭礼のほか、神社仏閣や洋風建築物など、京都に関連したモチーフへと傾斜していきます。それはまた、失われつつある日常の風景や土俗的精神を、井澤の筆を通して記録することでもありました。
 本展では、初期から晩年までの絵画作品や資料を通して、京都をモチーフに描き続けた画家・井澤元一の軌跡を振り返ります。「京都人は、京都の風物を描くのに、なぜか抵抗を感じる」と述べた井澤の描く京都は、特定の時間や空間を超え、文化を紡ぐ人々の熱気と体臭、伝承が育む力を伝えます。

井澤元一《三十三間堂 南大門》1975年、京都府蔵(京都文化博物館管理)
井澤元一《三十三間堂 南大門》1975年、京都府蔵(京都文化博物館管理)
井澤元一《広隆寺 太秦牛祭》1980年、京都府蔵(京都文化博物館管理)
井澤元一《広隆寺 太秦牛祭》1980年、京都府蔵(京都文化博物館管理)
井澤元一《やすらい祭り》1983年、ギャルリー宮脇蔵
井澤元一《やすらい祭り》1983年、ギャルリー宮脇蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る