小島 徳朗 個展「光芒|体積ある光線」ギャラリー恵風

小島 徳朗 個展「光芒|体積ある光線」ギャラリー恵風

名称:小島 徳朗 個展「光芒|体積ある光線」ギャラリー恵風
会期:2022/01/13(木) 〜 2022/01/23(日)
会場:ギャラリー恵風
時間:12:00~19:00(最終日は18:00まで)
休館日:月曜日
料金:無料
住所:〒606-8392 京都市左京区聖護院山王町21-3(東大路丸太町東入ル南側)
TEL: 075-771-1011
URL:ギャラリー恵風

日本画家・小島徳郎さんの個展です。
京都市立芸術大学で後進の指導に当たっている小島さんは、恵風において二年半ぶり二度目の個展になります。
綿布の表面に丁寧に施された石膏の支持体に岩絵具が美しく輝きます。一見すると線の抽象画のように見えますが、無駄なものを削ぎ落とし必要なものだけ残した線の風景画のようにも感じられます。また、真鍮、鉄などを素材とした不思議な形のオブジェも制作され平面作品と立体作品が呼応します。
東洋絵画に通底する書の感覚に気づいたという小島さん、岩絵具を使っての新しい表現の可能性を追求します。線の奥深さや面白さを感じていただけましたら幸いです。
岩絵具の扱いにくさと格闘する中で、その物質性に導かれるように立体への思考が発生し、平面と往復しながら、ここまできた。しかし、仕事を進めるうちに結局これは東洋絵画に通底する書の感覚であったと気づき、ようやく自分は入り口に立ったのだと納得している。

上述は、2010年に行った個展のカタログに掲載したコメントの一文です。
ここからこれまでの 10年間の仕事を振り返ると、あまり大きな進展があったとは言えませんが、日々の仕事の中でますます線により表現できることの奥深さや、そもそもの仕組みなど、画面の中で出会えることの面白さが増しているようには感じています。今回の展覧会では色彩表現としてではなく、あくまで線により、光芒という現象を捉えようとしました。(小島)

小島 徳朗
1974 名古屋市生まれ
2003 京都市芸術大学大学院博士(後期)課程 単位取得修了
2006 文化庁芸術家国内研修員
2009 京都市立芸術大学美術学部講師(’14より准教授)
受賞歴
2000 第8回川端龍子大賞展《優秀賞》/和歌山市市民会館(和歌山)
2003 第21回上野の森美術館大賞展《絵画大賞》/上野の森美術館(東京)
主な個展
2002 大和画廊(岐阜)(’07,’09)
2005 第21回上野の森美術館大賞展 絵画大賞(東京)
   日本IBM 美術奨学賞受賞記念個展 / 吉井画廊(東京)
2013 大阪高島屋ギャラリー next(大阪)(’16)
2014 上野の森美術館ギャラリー(東京)
主なグループ展
1998 創画展 (〜’08 )
1999 関⻄・今日の作家展 / 佐藤美術館(東京)、戶村美術(東京)
2000 岩絵具の可能性を求めて〜名古屋発、若手作家からの提言 / 古川美術館(名古屋)
2002 INCUBATION 02 / 京都芸術センター(京都)
2007 日本画表現の多様性展 / 大阪成蹊大学芸術学部 ギャラリー space B (京都)
2009 東方岩彩画展 / 上海大学美術学院 99 創意中心画廊 (中国 / 上海)
2011 敦煌意象―中日岩彩画展 / 敦煌研究院 (中国 / 敦煌)
2014 clacking the code / 京都芸術センター(京都)

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