「ゴルフ、野球e t c .‐2 0 世紀アメリカが生んだ伝説のイラストレーター‐スポーツアートの巨匠 バーニー・フュークス展」札幌三越

【The Club House/ザ クラブハウス】ジクレ版画(38×55cm)

名称:「ゴルフ、野球e t c .‐2 0 世紀アメリカが生んだ伝説のイラストレーター‐スポーツアートの巨匠 バーニー・フュークス展」札幌三越
会期:2022年1月25日(火) ~ 2022年2月7日(月) ※最終日、午後4時終了
場所:札幌三越 本館9階 美術ギャラリー
住所:〒060-0061 札幌市中央区南1条西3丁目-8
TEL: 011-271-3311(代表)
URL: 札幌三越

【Putting practice/パッティング プラクティス】ジクレ版画(39×55cm)
【Putting practice/パッティング プラクティス】ジクレ版画(39×55cm)

1932年~2009年 アメリカ人。スポーツの情景を描いて一躍有名となったバーニー・フュークス。
アメリカでは、史上最年少で「Hall of Fame(栄誉の殿堂)」入りを果たし、日本でもNHK「日曜美術館」(2014年)、
テレビ東京「美の巨人たち」(2013年、2017年)で放送されるなど注目の画家です。
本展は、ゴルフ、野球などスポーツアートの他、ファインアートとしてのイタリアの情景などの原画、
版画作品 約30点を展示いたします。ぜひご高覧いただきますようご案内申しあげます。

【Augusta-waiting-/オーガスタ ウェイティング】ジクレ版画(32×74cm)
【Augusta-waiting-/オーガスタ ウェイティング】ジクレ版画(32×74cm)

Bernard Fuchs
バーナード・フュークス(1932-2009)
1932年 イリノイ州生まれのバーナード・フュークスは、バーニーの愛称で親しまれる全米屈指の巨匠画家。
1962年 30歳の誕生日前にニューヨークのアーティスト協会によって「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に指名され、翌年、権威ある「ハミルトン・キング賞」を受賞。1975年 ノーマン・ロックウェルも名を連ねる栄誉の殿堂「ホール・オブ・フェーム」のメンバーに認められ、アメリカのアートシーンで現在に至るまでトップの座に君臨し続けている。
セントルイスのワシントン・ユニバーシティ・オブ・ファインアーツに学んだフュークスは、卒業後デトロイトの車の広告で名声を博した。その後ニューヨークに移り、ニューヨーカー、スポーツ・イラストレイテッドなどの一流雑誌からイラストの依頼を受けるようになり一躍有名になった。以来フュークスはソサエティ・オブ・イラストレーターズによる5つの金賞と、5つの銀賞を含め100個以上の賞を受賞している。
中でも、人々の本質を見事に描きぬくフュークスのポートレートは名だたる有名人たちを魅了した。歴代アメリカ大統領ケネディ、ジョンソン、フォード、カーター、レーガンをはじめ、モハメド・アリ、ペレといった一流スポーツ選手、マーティン・ルーサー・キング、エリザベス女王、パブロ・カルザス、フランク・シナトラなどが好んでポートレートを彼に委託した。
また、1962年にはじめてイタリアを訪れて以来、そのイメージに魅了されたフュークスは、イタリアの写真やスケッチをとり続け、近年は一年のうち数ヶ月をそこで過ごし、その風景や生活様式を描いている。得意の繊細でソフトな光の表現法を生かし、ノスタルジックで息を呑むように美しい情景を、現代イタリアの息遣いを巧みに取り込みつつ描き出すことに成功している。
彼の類い稀なデッサン力は、子供向け絵本への挿絵、ヘミングウェイ、ヘンリー・ジェームス、トーマス・マンといった巨匠たちの古典的名作への挿絵にも遺憾なく発揮されている。ストーリーの臨場感を余すところなく伝える彼の挿絵もまた多くの賞を受賞し、「圧倒的で抵抗しがたい魅力」と評されている。
2009年9月、コネチカット州の病院にて食道癌の為、逝去。アメリカの一流紙「ニューヨークタイムス」、「ワシントンポスト」、「ロスアンジェルスタイムス」等が訃報記事を大きく掲載し、ノーマン・ロックウェルの再来といわれ、バーナード・フュークスの突然の死に哀悼を示した。享年76歳。
2014年9月、バーニー・フュークスの人生と芸術をNHK「日曜美術館」で紹介され話題となった。

【Augusta 15th hole/オーガスタ 15th ホール】ジクレ版画(55×43cm)
【Augusta 15th hole/オーガスタ 15th ホール】ジクレ版画(55×43cm)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」国立科学博物館
  2. 特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
  3. 「没後30年・ドアノーの愛したパリ ROBERT DOISNEAU展」何必館・京都現代美術館
ページ上部へ戻る