名称:「トラ時々ネコ 干支セトラ」福田美術館
会期:2022年1月29日(土)〜2022年4月10日(日)
前期:1月29日~3月7日
後期:3月9日~4月10日
会場:福田美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:火曜日
観覧料:一般・大学生 1,300円(1,200円)
高校生 700円(600円)
小中学生 400円(300円)
障がい者と介添人1名まで各 700円(600円)
※( )内は団体料金
<嵯峨嵐山文華館との二館共通券>
一般・大学生 2,000円
高校生 1,000円
小中学生 550円
障がい者と介添人1名まで各 1,000円
住所:〒616-8385京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
TEL:075-863-0606
URL:福田美術館
トラはインド、中国からロシア、中央アジア一帯に生息するネコ科の動物。中国や朝鮮半島では、武勇や王者の象徴とされていました。トラの生息していない日本でも、龍とともに霊獣とされ、絵画や工芸品などの意匠として用いられてきました。江戸時代の画家たちがトラを描くときに参考にしたのは、中国などから輸入された毛皮や絵画でした。そのため、頭のすぐ後ろで肩が盛り上がっていたり、前脚の関節がなかったりと不自然な姿をしています。よく分からない部分は実際に観察できるネコを参考にしていたため、ネコのようなトラ“ネコトラ”がたくさん描かれました。
明治時代に入ってトラが動物園で飼育され始めると、竹内栖鳳、大橋翠石をはじめ多くの画家が写生に通い、写実的なトラを描くようになりました。ここでは江戸時代に描かれたネコのような虎図、明治時代以降の画家が実物を見て描いた虎図とともに、江戸時代から昭和に描かれた猫図もご紹介します。
干支(えと)セトラ
ネズミから始まりイノシシで終わる干支は、月日や時間、方角を表すために定められ、その起源は古代中国にさかのぼるとされています。干支の12種類のいきものが選ばれた理由については様々な説がありますが、日本では自分の干支を知らない人はいないと言えるほど浸透しており、多くの芸術家たちの題材となり、絵画や工芸作品として表現されてきました。第2展示室とパノラマギャラリー(第3展示室)では、子【ね】・丑【うし】から始まる干支のいきものを描いた絵画を通して、生態や、人とのかかわりなどをご紹介します。併せて「干支に選ばれなかった」猫の絵もお楽しみください。
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