「中世武士団―地域に生きた武家の領主―」国立歴史民俗博物館

「中世武士団―地域に生きた武家の領主―」国立歴史民俗博物館

名称:「中世武士団―地域に生きた武家の領主―」国立歴史民俗博物館
期間:2022年3月15日(火)~5月8日(日)
会場:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B
料金:一般:1000円 / 大学生:500円
  ※総合展示もあわせてご覧になれます。
  ※高校生以下は入館料無料です。
  ※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示してください。(専門学校生など高校生及び大学生に相当する生徒、学生も同様です)
  ※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介助者と共に入館が無料です。
  ※半券の提示で当日に限りくらしの植物苑にご入場できます。
開館時間:9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
  ※開館日・開館時間を変更する場合があります。
休館日:毎週月曜日(休日にあたる場合は開館し、翌日休館)
主催:大学共同利用機関法人人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
住所:〒285-8502千葉県佐倉市城内町117
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:国立歴史民俗博物館

紙本著色蒙古襲来絵詞(複製)下巻(部分) 13世紀末 国立歴史民俗博物館蔵 原品:三の丸尚蔵館蔵 展示期間 通期
紙本著色蒙古襲来絵詞(複製)下巻(部分) 13世紀末 国立歴史民俗博物館蔵 原品:三の丸尚蔵館蔵 展示期間 通期
紙本著色後三年合戦絵詞(模本)下巻(部分) 江戸時代 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives 展示期間 通期
紙本著色後三年合戦絵詞(模本)下巻(部分) 江戸時代 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives 展示期間 通期

中世武士は、世襲制の職業戦士であるとともに、地域の領主としても存在しました。中世武士の地域支配は、武士個人の力量によって実現したわけではなく、主に一族と家人によって構成された武士団という集団(組織)を形成することで実現しました。

本企画展示では、武士団を戦闘集団ではなく「領主組織」という観点から捉えます。中世武士が武士団という領主組織を形成して遂行した地域支配の実態と展開について、鎌倉時代から室町時代を中心に、益田氏(島根県)・肥前千葉氏(佐賀県)・越後和田氏(新潟県)に関わる文書や仏像、さらに重要文化財《紙本著色前九年合戦絵詞》、重要文化財《八代椎木出土梵鐘》といった中世の文献・考古・美術資料などの豊富な資料をとおして、武士の支配が地域社会に受け入れられていく様相に迫ります。また、近世~近代の絵図・土地台帳やフィールドワークをよりどころに復元した武士団の本拠景観にもとづき、地域に根差し、生きた武士団の姿をご紹介します。

主な展示資料

益田家文書・入来院家文書・伯耆国河村郡東郷庄之図(模写)・長門国二宮絵図(模写)(東京大学史料編纂所蔵) 益田實氏所蔵文書(個人蔵) 元和石見国絵図(浜田市教育委員会蔵) 益田兼堯像(益田市立雪舟の郷記念館蔵) 益田元祥像・茶麻地捩り織胴服(島根県立石見美術館蔵) 木造釈迦如来坐像・山水図(医光寺蔵) 釈迦十六羅漢像(妙義寺蔵) 沖手遺跡・中須東原・西原遺跡・三宅御土居跡・七尾城跡出土遺物(益田市教育委員会蔵) 日蓮聖人要文集裏文書(複製・市川市立歴史博物館蔵) 円通寺文書・木造持国天立像・木造多聞天立像(円通寺蔵) 三岳寺文書・木造薬師如来坐像・木造大日如来坐像・木造十一面観音菩薩坐像(三岳寺蔵) 光勝寺文書・(伝)日蓮聖人曼荼羅本尊・日祐上人曼荼羅本尊(光勝寺蔵) 紙本著色千葉妙見大縁起絵巻(栄福寺蔵) 社遺跡・古町遺跡・千葉城跡出土遺物(小城市教育委員会蔵) 下町・坊城遺跡出土遺物・江上館遺跡出土遺物・韋駄天山遺跡出土蔵骨器(胎内市教育委員会蔵) 後三年合戦絵詞(模本・東京国立博物館蔵) 一遍聖絵(複製・清浄光寺蔵) 紙本著色前九年合戦絵詞・太平記絵巻・越前島津家文書・経光卿記・君台観左右帳記・豊後若林家文書・玉葉・土佐日記・太平記・和漢船用集・中世貨客両用和船復元模型・テイセラ日本図・版本妙法蓮華経・貿易陶磁器コレクション・八代椎木出土梵鐘(国立歴史民俗博物館蔵) 蒙古襲来絵詞・越後国奥山庄波月条絵図・唐船図巻・籌海図編・海東諸国紀(複製・国立歴史民俗博物館蔵)

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