「20世紀からのおみやげ」和歌山県立近代美術館

稗田一穗《昼の波止場》 1942 年 顔料、紙

名称:「20世紀からのおみやげ」和歌山県立近代美術館
会期:2022年2月5日(土)〜2022年3月27日(日)
会場:和歌山県立近代美術館
時間:9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
  ※ただし3月21日(春分の日)は開館し、翌日休館
観覧料:一般 520円(410円)
  大学生 300円(260円) 
  ※( )内は20名以上の団体料金
  ※高校生以下、65歳以上の方、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
  ※2月26日、3月26日(毎月第4土曜日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
  ※2月6日、3月6日(毎月第1日曜日)は無料
住所:〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
TEL. 073-436-8690
URL:和歌山県立近代美術館

「20世紀からのおみやげ」和歌山県立近代美術館
「20世紀からのおみやげ」和歌山県立近代美術館

20世紀ほど、「世紀」という単位を私たちに意識させる時代はないかもしれません。短く要約することが不可能に感じられるほど多事であった、1901年から2000年までの100年間には、2度の世界大戦があり、政治も大きく動きました。経済的には国際競争が激しくなり、国境を越える規模の恐慌により、日本も大きな影響を受けました。 生活のレベルでも、19世紀の産業革命でなされた多くの発明が普及、あるいは発展し、それ以前のどの時代よりも多くの変化がかつてない速さで起こりました。それらの変化は同時代の美術にも反映されています。当館が研究・収集の対象としている近代美術・現代美術作品が生み出されたのは、このような時代でした。 その時代のさなかにあってはわかりにくい、難しいと感じられたこともまた20世紀美術の楽しみとなるように、作品に反映された100年の歴史、新しい素材や新しい技術が表現にもたらした変化、教育による美術の普及などのなかから、いくつかの視点を提案します。21世紀のはじまりに生まれた人も、20歳を越え、新しい世紀のはじめから少し時間を経たいま、美術作品を20世紀の人々が残してくれたおみやげとして見直してみましょう。

石垣栄太郎《ボーナス・マーチ》 1932 年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
石垣栄太郎《ボーナス・マーチ》 1932 年 油彩、キャンバス 和歌山県立近代美術館蔵
保田春彦《階段のある広場・TAORMINA》 1973 年 ステンレススチール
保田春彦《階段のある広場・TAORMINA》 1973 年 ステンレススチール
松谷武判《WORK-63-9》 1965 年 ビニール接着剤、油彩、水彩、キャンバス
松谷武判《WORK-63-9》 1965 年 ビニール接着剤、油彩、水彩、キャンバス
高井貞二《感情の遊離》 1932 年 油彩、キャンバス
高井貞二《感情の遊離》 1932 年 油彩、キャンバス
中西夏之《コンパクト・オブジェ ( 卵 )》 1962 年 ポリエステル樹脂ほか ©️N. NAKANISHI
中西夏之《コンパクト・オブジェ ( 卵 )》 1962 年 ポリエステル樹脂ほか ©️N. NAKANISHI
村井正誠《聚落》1941 年 油彩、キャンバス
村井正誠《聚落》1941 年 油彩、キャンバス
織田一磨《『東京風景』より「上野廣小路」》 1916 年 リトグラフ、紙
織田一磨《『東京風景』より「上野廣小路」》 1916 年 リトグラフ、紙
佐伯祐三《レ・ジュ・ド・ノエル》 1925 年 油彩、キャンバス
佐伯祐三《レ・ジュ・ド・ノエル》 1925 年 油彩、キャンバス
「20世紀からのおみやげ」和歌山県立近代美術館
「20世紀からのおみやげ」和歌山県立近代美術館

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