「笠井 誠一 展 ― テーブルの上の日常 ―」日本橋高島屋S.C.(本館)

「笠井 誠一 展 ― テーブルの上の日常 ―」日本橋高島屋S.C.(本館)

名称:「笠井 誠一 展 ― テーブルの上の日常 ―」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2022年3月2日(水)→7日(月)※最終日は午後4時閉場。
会場:本館6階 美術画廊
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)

「笠井 誠一 展 ― テーブルの上の日常 ―」日本橋高島屋S.C.(本館)
「笠井 誠一 展 ― テーブルの上の日常 ―」日本橋高島屋S.C.(本館)

この度、高島屋では8年振りとなる個展「笠井誠一展 -テーブルの上の日常-」を開催いたします。
笠井氏は1932年札幌市に生まれ、東京藝術大学美術学部油画科(伊藤廉教室)を卒業。油画専攻科修了後は、当時狭き門であったフランス政府給費留学生試験に合格し渡仏。パリ国立高等美術学校に入学しモーリス・ブリアンション教室に学びました。そこで得た平面の構築性やヴァルール、マチエールへの問いかけなど日本とは違ったアプローチによる絵画論は、今日まで笠井先生の礎となっている様です。
笠井芸術が語られる際、単純化や簡潔、平明と言ったトピックがしばしば使われます。しかしながら、それらの特徴は古くより日本の絵画が持つ様式のひとつでもあり、笠井先生が描くテーブルの上の静物と背景の関係性や輪郭線に見られる線描などは、まさに日本画のそれであり、言い換えれば西洋と東洋が融合した、或いは日本人の描く洋画の結実したその一例が笠井先生の描く油絵と言えるのかもしれません。
対象に向かいやや丸みを帯びて曲がるテーブルのやわらかな曲線。テーブル上の果実や花々から馥郁たる香りがたゆたう様は、誰しもの生活の中にある、ほんの些細ではあるが多幸に満ちた日常と言えます。
今展では「テーブルの上の日常」と題し、モノとモノとの関係性を探求し、理知的で計算され尽くした配置で画面構成された新・近作を一堂に展観いたします。
卒寿を迎え、益々彩管揮う笠井芸術の現在をどうぞご高覧ください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る