「塔本シスコ展 シスコ・パラダイスかかずにはいられない! 人生絵日記」熊本市現代美術館

「塔本シスコ展 シスコ・パラダイスかかずにはいられない! 人生絵日記」熊本市現代美術館

名称:「塔本シスコ展 シスコ・パラダイスかかずにはいられない! 人生絵日記」熊本市現代美術館
会期:2022年2月5日(土)〜2022年4月10日(日)
会場:熊本市現代美術館
開館時間:10:00 ~ 20:00(展覧会入場は19:30まで)
観覧料:
  一般: 1,100(900)円
  シニア(65歳以上): 900(700)円
  学生(高校生以上): 600(500)円
  中学生以下: 無料
  ※()内は前売/20名以上の団体/各種障害者手帳をご提示の方と付き添いの方1名(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等)/電車・バス1日乗車券、JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証、美術館友の会証をご提示の方。前売の販売は2月4日まで。
チケット取扱い
  熊本市現代美術館、ローソンチケット“ローチケ”[Lコード番号:82308]、セブンチケット[セブンコード:092-351]
主催:熊本市現代美術館(熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団)、熊本日日新聞社、熊本放送
助成:美術館連絡協議会
後援:熊本県、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、熊本県文化協会、熊本県美術家連盟、熊本国際観光コンベンション協会、J:COM、エフエム熊本、FM791
住所:〒860-0845熊本県熊本市中央区上通町2-3
TEL:096-278-7500
URL:熊本市現代美術館

《絵を描く私》1993年
《絵を描く私》1993年

熊本県出身の素朴派の画家・塔本シスコ。50 代で油絵を始め、91 歳で亡くなるまでの 40 年間に膨大な数の作品を描きました。あふれでる夢や喜びを制作の原点としたシスコ・ワールドの全貌をご紹介します。身近な草花や生きものたち、そして子どもの頃の想い出にいたるまで、時間も場所も自由自在に乗り越えて広がる「シスコ・パラダイス」をどうぞお楽しみください。

《ふるさとの海》1992年 熊本市現代美術館蔵
《ふるさとの海》1992年 熊本市現代美術館蔵

◆ 塔本シスコ
塔本シスコは、1913(大正2)年、現在の熊本県八代市に生まれ宇城市で育ちます。養父の傳八は、自身のサンフランシスコ行きの夢を託し、長女である彼女をシスコと命名しました。1933年、20歳の時に塔本末藏と結婚し、ウサギやチャボなどを飼い、愛育しました。その後、一男一女を得て、子どもたちと一緒にスケッチをしたり、スズムシ、金魚などを飼う日々を過ごします。1959年に夫が急逝し、しばらくは体調不良のために静養の日々が続きました。1961年、48歳の時には脳溢血に倒れ、このリハビリテーションのために、石を彫りはじめ、1966 年、53歳のある日から、大きなキャンバスに油絵を描き始めます。身のまわりの植物、愛育している金魚などをモティーフとして、絵画表現の既成概念にとらわれない、世界を創り始めます。1970年には、長男で画家の賢一と同居するために、大阪に移住しますが、制作はますます旺盛さを増します。シスコの絵画世界は、何ものにもとらわれない、彼女の胸中に宿る喜びや夢があふれ出てくるもので、時空を飛び越え、しばしば、子どもの頃の想い出もモティーフとなって現れ、身近な親族や、散歩でよく会う名もしらぬ人までが登場してきます。2001年には貧血で倒れたことをきっかけに、認知症を発症しますが、「私は死ぬまで絵ば描きましょうたい」と、亡くなる前年の 2004年まで制作は続きました。生涯にわたって、少女のような純粋さを保ち、自身の喜びと夢を制作の源泉にしていた塔本シスコは、2005(平成17)年に91歳の人生をとじました。

《もらったラン、もらったシクラメン》1996年
《もらったラン、もらったシクラメン》1996年
《オノダチの大運動会》2001年
《オノダチの大運動会》2001年
《桜島》1970~1988年
《桜島》1970~1988年
《ネコ》1996年
《ネコ》1996年
《金魚-大和錦の産卵》
《金魚-大和錦の産卵》
《ウマイレガワ》2001年
《ウマイレガワ》2001年
《シスコの月》2004年
《シスコの月》2004年
「塔本シスコ展 シスコ・パラダイスかかずにはいられない! 人生絵日記」熊本市現代美術館
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