「美術館コレクション 春を寿ぐ―ひとあし早い春を美術館で感じてみませんか?」 熊本県立美術館

「美術館コレクション 春を寿ぐ―ひとあし早い春を美術館で感じてみませんか?」 熊本県立美術館

名称:「美術館コレクション 春を寿ぐ―ひとあし早い春を美術館で感じてみませんか?」 熊本県立美術館
会期:2022年1月8日(土曜日)~2022年3月13日(日曜日)
会場:本館 第2展示室
開館時間:午前9時30分~午後5時15分(ただし、入館は午後4時45分までにお願いいたします。)
休館日:月曜日休館 祝日の場合は開館し、翌平日休館
観覧料:一般280円(200円)、大学生170円(130円)
   【別棟展示室との共通料金】
   一般430円(310円)、大学生260円(200円)
   ※( )内は前売・団体20名以上の料金
   ※高校生以下 無料/障がい者手帳をお持ちの方 無料
主催:熊本県立美術館/熊本県教育委員会
住所:〒860-0008熊本県熊本市中央区二の丸2
TEL:096-352-2111
URL:熊本県立美術館

至信《見立玄宗図》 江戸時代中期(18世紀) 熊本県立美術館所蔵
至信《見立玄宗図》 江戸時代中期(18世紀) 熊本県立美術館所蔵

春といえば、桜の季節を思い浮かべる人が多いでしょうが、江戸時代の春は1月~3月をさし、新年の訪れとともに始まりました。そこで本展では、美術館で展示している作品を通して、ひとあし先に春の訪れを感じていただきます。
 日本には、年が明けて初めて1年の抱負や目標をしたためる「書き初め」の習慣があります。これは、恵方(えほう)に向かってめでたい言葉や詩歌を書いたのが始まりです。美術館では、肥後の三筆として有名な「北島雪山(きたじませつざん)・秋山玉山(あきやまぎょくざん)・豪潮(ごうちょう)」といった江戸時代の書家を筆頭に、数多くの書蹟を収集してきました。そこで、展示室の第1室では書き初めにおススメな作品や春をテーマに詠まれた短歌・漢詩をご紹介!墨字が織りなす書の世界をお楽しみください。
 春に欠かせない行事といえば、桃の節句でしょう。3月3日の雛祭りに、女の子のいる家庭では幸福・成長を祈って雛段を設けて雛人形を飾り、調度品を供えるという文化があります。そこで、第2室では所蔵品のなかでも根強い人気を誇る近代細川家の雛人形を公開!併せて、春を代表する梅や桜を描いた絵画や、めでたい兆しの象徴である「一富士、二鷹、三茄子」に因(ちな)んだ絵画や工芸品を展示して「めでたづくし」の特集をします!
 明治時代以降になると、春の描かれ方はより多様になります。梅や桜といった春ならではのテーマやモチーフだけでなく、色彩やフォルムといった絵画表現そのものによって、春という季節が表されるようになるのです。第3室では、そんな多様で豊かな春の姿を、近現代の版画や洋画、そして西洋版画でご覧いただきます。
(公式サイトより)

鳥文斎栄之《桜下美人逍遥図》 江戸時代後期(18~19世紀) 熊本県立美術館所蔵
鳥文斎栄之《桜下美人逍遥図》 江戸時代後期(18~19世紀) 熊本県立美術館所蔵
魚屋北渓《新春富嶽図》 江戸時代 弘化4年(1847) 熊本県立美術館所蔵
魚屋北渓《新春富嶽図》 江戸時代 弘化4年(1847) 熊本県立美術館所蔵
細川敏子所用《内裏雛》 大正3年頃(1914) 熊本県立美術館所蔵
《松竹梅鶴亀模様夜着》 江戸時代後期(19世紀)
公益財団法人 永青文庫所蔵
牛島憲之​《​桃の道》 昭和15年頃(1940頃) 熊本県立美術館所蔵
牛島憲之​《​桃の道》 昭和15年頃(1940頃) 熊本県立美術館所蔵
細川敏子所用《内裏雛》 大正3年頃(1914) 熊本県立美術館所蔵
細川敏子所用《内裏雛》 大正3年頃(1914) 熊本県立美術館所蔵

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