「常世の日記 DIARY OF THE UNDERWORLD」 The Terminal KYOTO

「常世の日記 DIARY OF THE UNDERWORLD」 The Terminal KYOTO

名称:「常世の日記 DIARY OF THE UNDERWORLD」 The Terminal KYOTO
会期:2022年2月18日(金)~ 2022年3月6日(日)
開館時間:9:00 – 18:00
場所:The Terminal KYOTO
料金:無料
住所:〒 600-8445 京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
TEL:075-344-2544
URL:The Terminal KYOTO 

アレック・フィンレイ(スコットランド)と小川智彦による展覧会です。
2007年にたった一度顔を合わせて以来、二人は作品を通した共感を手掛かりにゆっくりと親交を深めてきました。本展は2016年の名古屋での開催以来2回目です。今回展示する作品は、新型コロナウィルスが広がりはじめた後に制作したものです。
フィンレイのドローイングは自身の新型コロナウィルス感染による病床で制作されました。小川は行動が制限された状況の中、より開けた風景を追求し、どこまでも連なる水平線の撮影を試みました。
両者の作品はいずれもこの困難な時の記録=日記であり、心の回復の手立てになりました。

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<作家プロフィール>
◎ アレック・フィンレイ / Alec Finlay(美術作家・詩人、1966年スコットランド生まれ)
様々なメディアや形式を横断するアーティストであり詩人。2020年、近年の詩の活動に対してチャムリー賞が贈られた。フィンレイの作品の多くは、場所への認識、小屋ー楽園主義(Hutopianism)、再野生化、バリアフリーなど、人と風景、環境との関わり方についての考察から生まれている。
最近の作品として、「A Variety of Cultures」(常設作品 ジュピター・アートランド、スコットランド)、「HUTOPIA」(2018年 ヴェネチアビエンナーレ国際建築展 プラダ財団主催展覧会「Machines á penser」)など。
現在、Paths for All(スターリング、スコットランド)のアーティスト・イン・レジデンスに招聘され、Scottish Covid Memorialの事業構想を担当している。

最近の出版物として、「a far-off land」(2017年、スコットランド・デザイン賞最優秀出版物賞2018受賞)の他、「gathering」(2018年)、「th’ fleety wud」(2017年)、「minnmouth」(2017年)、「ebban an’ flowan」(2015年)、「Global Oracle」(2014年)などがある。

現在はインターネット上で毎日詩を発表。 https://dailies.substack.com

ウェブサイト https://www.alecfinlay.com
◎ 小川智彦(ランドスケープアーティスト・船大工、1971年生まれ京都市在住)
1999年から、風景を題材に様々な手法と素材から制作した作品やインスタレーションを発表。風景の見方を意識的に変えることで、世界を更新し、見慣れない状態に保ち続けることを目指している。
2014年には素材や技術、使用目的、使用環境によって設計や構造が決定される伝統工法による日本の木造船づくりに興味を持ち、富山県氷見市の船大工に弟子入りをした。以後伝統的な日本の木造船の動体保存活動を美術作家としての活動と並行し継続中。和船の復刻制作と調査研究を行なっている。
主な展覧会
「景風趣情」(2021年、成安造形大学)(2019年、Gallery PARC)(2013年、京都芸術センター)
「庭園観測」(2019年、アーティストの見た無鄰菴 vol.1、無鄰菴庭園母屋、京都)
「 ‘ listening, seeing, being there ’ ART CAMP TANGO 2017」(2017年、京都)
「Art Obulist 2016『急げ!ゆっくり!』Hurry!Slowly!」(2016年、愛知)
「MOUNTAIN LINE / RYOSEN」(2016年、Botão Exhibition vol.5、Botão gallery、京都)

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