名称:企画展「三蔵法師が伝えたもの 奈良・薬師寺の名品と鳥取・但馬のほとけさま」鳥取県立博物館
会期:令和4年4月9日(土)~5月15日(日)
休館日:4月18日(月)、5月9日(月)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
※開館延長はありません。
会場:鳥取県立博物館 第1・第2・第3特別展示室
主催:薬師寺展実行委員会(鳥取県立博物館、山陰中央テレビジョン放送株式会社)
特別協力:法相宗大本山薬師寺
協賛:日本通運、モリックスジャパン、吉備総合電設、三和商事、鳥取県情報センター、アマゾンラテルナ
観覧料:一般/700円(20名様以上の団体・70歳以上・大学生/500円)
※高校生以下の方、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者
前売り:一般のみ/500円〈4月8日(金)まで〉
住所:〒680-0011鳥取県鳥取市東町2-124
TEL:0857-26-8042
URL:鳥取県立博物館
『西遊記』の主人公として知られる三蔵法師(さんぞうほうし)・玄奘(げんじょう)(602~664)は、実在の人物で、唐の都・長安を出発しインド・ナーランダに留学、足かけ19年にわたる大旅行から帰国後、『大般若経(だいはんにゃきょう)』をはじめとする数多くの仏典の翻訳を行いました。その仏教思想は広く東アジア仏教に影響を及ぼし、玄奘に直接学んだ道昭(どうしょう)(629~700)によって奈良の諸寺にもたらされました。そうした寺院は薬師寺の行基(ぎょうき)(668~749)ら奈良時代を代表する多くの名僧を輩出しました。
薬師寺(奈良市西ノ京町)は、680年創建の奈良を代表する古寺で、玄奘三蔵を鼻祖(びそ)とする法相宗(ほっそうしゅう)(南都六宗のひとつ)の大本山です。同寺は国宝の薬師三尊像や東塔(三重塔)をはじめとする白鳳・奈良時代の遺宝を有するほか、境内の玄奘三蔵院伽藍で玄奘の頂骨(ちょうこつ)を祀り、その遺徳を伝えます。
当館開館50周年、薬師寺玄奘三蔵院伽藍落慶30周年を記念する本展では、薬師寺の所蔵品によって玄奘三蔵の足跡やその教えについて紹介するとともに、鳥取県内や但馬(たじま)地方(兵庫県北部)における玄奘の伝えた仏教思想や法相宗のひろがりを示す、仏像や仏画など仏教美術品を一堂に展示します。薬師寺・鳥取・但馬に伝わる国宝・重要文化財あわせて13件を含む、約100点の仏教美術の名品をぜひご堪能ください。
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