名称:特別展「冨嶽三十六景と東海道五十三次」MOA美術館
会期: 2022年5月13日(金)〜2022年7月18日(月・祝)
前期 5月13日(金)~6月16日(木)
後期 6月17日(金)~7月18日(月)
会場:MOA美術館
展示室:展示室1 – 3
時間:9:30〜16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日:木曜日
※ただし6月16日は開館
観覧料:一般 1,600円(1,300円)
高大生 1,000円(700円)・要学生証
中学生以下円無料
65才以上 1,400円・要身分証明
※( )内は10名以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方と付き添い者(1名のみ)半額
住所:〒413-8511静岡県熱海市桃山町26-2
TEL:0557-84-2511
URL:MOA美術館
江戸時代、大都市に成長した江戸では、活発な経済活動を背景に町人の文化が開花し、庶民の関心事を主題とする浮世絵がめざましく発展しました。当初の主題は、遊女や歌舞伎役者が中心でしたが、庶民間における東海道旅行や名所旧跡の物見遊山が流行すると、風景画への関心が高まっていきました。本展は、浮世絵風景版画の中でも、シリーズものとして双璧をなす葛飾北斎「冨嶽三十六景」と歌川広重「東海道五十三次 (保永堂版)」を紹介します。
葛飾北斎(1760~1849)は、読本挿絵、錦絵、肉筆画など多彩な分野で活躍し、後の印象派の画家などに大きな影響を与えました。中でも天保2年(1831)頃より西村永寿堂から発行された「冨嶽三十六景」は、当時の富士信仰の盛行を背景に、斬新な構図や輸入品の化学顔料べロ藍を用いた鮮やかな発色で人気を博しました。
一方、歌川広重(1797~1858)は、はじめ歌川豊広の門人として役者絵、美人画を描きましたが、天保4年(1833)頃、版元竹内孫八が刊行した「保永堂版 東海道五十三次」では旅の情景や自然と融合した庶民の暮しを生き生きと描き出しました。
北斎と広重による浮世絵風景版画シリーズの名作をお楽しみください。
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