「野見山暁治展 100年を超えて」美術愛住館

「野見山暁治展 100年を超えて」美術愛住館

名称:「野見山暁治展 100年を超えて」美術愛住館
   ―堺屋太一記念 東京藝術大学 東京藝術大学 寄贈記念―
会期:2022年1月26日(水)~3月27日(日)
開廊時間:11:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日・火曜日(祝日の場合は開館)
    展示替え期間
会場:美術愛住館
住所:〒160-0005東京都新宿区愛住町2-5
TEL:03-6709-8895
URL:美術愛住館

《村の館》1984年 水彩・紙
《村の館》1984年 水彩・紙

 美術愛住館は、芸術のさらなる振興に資するため、東京藝術大学に美術館を寄贈することになり、「堺屋太一記念 東京藝術大学 美術愛住館」として新しくスタートをすることになりました。その開館記念として「野見山暁治展 100年を超えて」を企画いたしました。
野見山は、東京藝術大学の前身である東京美術学校に学び、フランス留学の後、東京藝術大学で教鞭を執りました。昨年100歳を迎えた野見山は、絵を描くことへの情熱が衰える事はなく、現在も旺盛な創作活動を続けています。鮮やかな色彩と奔放な筆遣いによる独特の表現は、みずみずしく軽やかでありながら、同時に骨太な力強さをも感じさせます。しかも目に見えるものの背後に潜む何かがうごめいているような気配が漂うと感じさせる、他に類を見ないその謎めいた作風は、多くの人々の心を魅了していると言えます。
この展覧会では、2020年から21年に描かれた油彩の新作14点をご紹介いたします。力強く自由な筆触や強烈な色彩のコントラストが生み出す、溢れんばかりのエネルギーを感じていただければ幸いです。またこれまでは余り紹介されてこなかった水彩画12点も展示いたします。油彩画とは全く異なる野見山ワールドをお楽しみ下さい。

《なにを隠そう》2021年 油彩・キャンバス
《なにを隠そう》2021年 油彩・キャンバス
野見山 暁治(のみやま ぎょうじ 1920年~)
野見山 暁治(のみやま ぎょうじ 1920年~)

野見山 暁治(のみやま ぎょうじ 1920年~)
福岡県生まれ。東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、応召され満州へ派遣。1946年福岡県県知事賞を受賞、1948年第12回自由美術家協会賞を受賞、会員推挙。1953年~64年滞仏。1956年サロン・ドートンヌ会員。1958年安井賞受賞。1968年~1981年まで東京藝術大学で教鞭を執る。1992年芸術選奨文部大臣賞。1994年福岡県文化賞。1996年毎日芸術賞。2000年文化功労者。2014年文化勲章受章と数多くその画業が評価されている。2017年には練馬区で画家として初となる名誉区民にも選定される。百歳を超えた現在も制作を続けている。日本エッセイスト・クラブ賞を受賞するなど文筆家としてのファンも多い。

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