名称:「絵を見るまなざしー坂崎坦と坂崎乙郎のあつめた絵画を中心に」早稲田大学會津八一記念博物館
会期:2022年3月1日(火)~7月15日(金)
時間:10:00~17:00
会場:會津八一記念博物館 1階 近代美術展示室
入館料:無料
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館
TEL:03-5286-3835
URL:早稲田大学會津八一記念博物館
坂崎坦(しづか) (1887-1978) とその次男乙郎 (1928-1985)は、戦前から戦後にかけて早稲田学で主に西洋美術史を教えました。二人はまた多くの美術批評を執筆し、批評家としても活躍しています。坦は本学で教鞭を執る以前には、東京朝日新聞社の美術担当記者として主に洋画を論じました。その批評は洞察力に優れ、画壇の組織や制度に対しても鋭い意見を述べています。一方、乙郎は日本ではまだなじみの薄かったドイツ表現主義の画家を積極的に紹介してゆきます。画家の内面がほとばしる表現を高く評価した乙郎は、日本の新人画家の発掘にも力を注ぎました。二人はさらに学生のために美術館の創設を熱望し、本学の創立記念の折には美術家らに働きかけて作品を大学へ寄贈してもらうことに力を尽しました。こうしてあつめられた作品は現在、当館の近代美術コレクションの核となっています。
本年は大学創立140周年の記念の年となりますが、この節目に坦が創立70周年に、乙郎が100周年にあつめた絵画に改めて目を向けることとしました。また作品に関する二人の言葉や、坂崎親子と交流のあった益田祐作氏から寄贈された版画もご紹介いたします。本展を通して、親子の絵を見る独自のまなざしへ理解を深めていただけましたら幸いです。
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