名称:「やっぱり京都が好き 〜栖鳳、松園ら京を愛した画家たち」福田美術館
会期:2022年04月23日(土)〜2022年07月03日(日)
時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)
休館日:火曜日
会場:福田美術館
住所:〒616-8385京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
TEL:075-863-0606
URL:福田美術館
今も昔も芸術家が愛してやまない場所、京都。この展覧会では、近世から近代の京都画壇の画家たちによる作品を中心に、京都にゆかりの絵画を展示します。
福田美術館が立地する嵐山は、千年以上前から天皇や貴族が好んだ景勝地でした。「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびのみゆき待たなむ」と百人一首(26番:貞信公/藤原忠平)にも詠まれているように、紅葉の名所とされていました。
江戸時代になると多くの桜が植えられ、桜の名所としても有名になり、京都の市中に住む円山応挙などの画家も、写生をするために度々この地に足を運びました。明治以降は京都画壇の主力メンバーである竹内栖鳳、川村曼舟、冨田渓仙らが嵐山にアトリエを構え、彼らのもとには多くの画家が集まりました。その中には東京を拠点としていた横山大観なども含まれています。
古くから芸術と縁深い嵐山の地で、京都を愛した画家たちとその作品を、どうぞご高覧ください。
※この展覧会は前後期制です。一部会期中に展示替となる作品がございます。
【前期】2022/4/23(土)~5/30(月)【後期】2022/6/1(水)~7/3(日)
第一章:京都に生きる、京都に集う
第一章では、京都ゆかりの画家たちの作品を中心に紹介します。円山応挙は京都の亀岡に生まれ、市内に移ってからは四条通界隈で活躍していました。近隣には伊藤若冲も居を構えており、新しい画風の確立に挑んだ応挙・若冲の取り組みはその後脈々と京都の画壇に受け継がれます。明治時代に入ると西洋画や俳画をも作品に取り込もうとした竹内栖鳳や、女性として日本最初の職業画家となった上村松園を輩出しました。画家たちは、京都の随所にアトリエを構え、制作に励みました。東京画壇の重鎮、横山大観らも京都の景色を愛し、京都へよく訪れていました。
第二章:京を旅する
今も昔も観光地としてメジャーな京都ですが、、寺院や芸舞妓とともに、豊かな山水の風景も見所の一つ。第二章では、洛中洛外を描いた屏風作品や、嵐山をはじめとする京都の自然を描いた風景画などを展示します。絵で巡る京都の旅をお楽しみください。
パノラマギャラリー:京都に暮らせば
「京都人」と呼ばれる住人たちは、普段、購入している和菓子が創業400年以上の店のものであったり、子供の頃から参加している近所の催事が文化遺産であったりと、伝統が息づく日常生活を過ごしています。
パノラマギャラリーでは、京都で大切に伝え、守られてきたものを題材とした作品とともに、画家とのつながりについてもご紹介いたします。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。