「ART LEAP 2021「Hey, _ 」出展作家:船川翔司」神戸アートビレッジセンター

「ART LEAP 2021「Hey, _ 」出展作家:船川翔司」神戸アートビレッジセンター

名称:「ART LEAP 2021「Hey, _ 」出展作家:船川翔司」神戸アートビレッジセンター
会期:2022年2月19日(土)〜 3月13日(日)
開館時間:12:00-19:00
料金:無料
休館日:火曜日
会場:神戸アートビレッジセンター(1F・KAVCギャラリー、B1・KAVCシアター、スタジオ3)
料金:入場無料
主催:神戸アートビレッジセンター[指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団]
協力:神戸フィルムオフィス、新神戸ドック株式会社、兵庫県神戸県民センター神戸土木事務所、湊川隧道保存友の会、山本製菓
アーティスト:船川翔司(美術作家)
住所:〒671-2201兵庫県姫路市書写1223
TEL:079-267-0301
URL:神戸アートビレッジセンター

あなたとわたしを「感得する」
目の前にあるものや状況を “そのもの”として認める実践としての展覧会
神戸アートビレッジセンター(KAVC)では、2018年度より30代~40代の芸術家を対象とした公募プログラム「ART LEAP」を開催しています。今年度は、美術作家の船川翔司を選出しました。
本展の制作で船川は、冬に温かく夏に冷たい風が吹く、溶岩トンネルの一種である風穴のリサーチや、定期的な無人島での滞在を通して季節の移り変わりを観察してきました。また、神戸では複数の山を訪れ、登山道ですれ違う見知らぬ人々と挨拶を交わしました。
船川は、こうした状況下で「感得(かんとく)する」経験を作品として展開します。「感得する」とは、文字通り「感じて会得する」という意味がありますが、船川にとっては、目の前にあるものや状況を、既存の価値観や枠組みに当てはめず「“そのもの”として認める」ことだと言います。つまり、対象に対して、固定された関係性での認識ではなく、その場の環境下で一からその存在を個として認識しなおす行為であると言えるでしょう。こうした行為の背景には、自身の価値観や経験が必ず影響します。対象を個として認めるということは、自身の個体性も捉えなおして認める、双方のやりとりになるのです。
展覧会タイトルの「Hey, _ 」は、相手がいるからこそ成り立つ挨拶のように、お互いの個体性を認める船川の制作姿勢を表しています。本展では、リサーチに基づいて制作された作品のほか、訪れた時間や気象状況によって体験が変わる作品が複数展開されます。
展覧会「Hey, _ 」は、何にもカテゴライズされない、あなたとわたしを感得する大きくひらかれた場となるでしょう。
船川翔司(ふなかわ しょうじ)
1987年鹿児島県生まれ。大阪府在住。
特定の環境や状況から得た経験に基づく作品を、多様な手法を用いて発表している。美術表現のみならず、音楽やパフォーマンス分野など活動の幅は多岐にわたる。近年の展覧会・公演に、「秋田」BIYONG POINT(秋田、2019年)、「THE ヨエロ寸 -尋-」VOU(京都、2021年)、RIGA PERFORMANCE FESTIVAL:STARPTELPA(ラトビア共和国、2021年)などがある。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  2. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
  3. 特別展「岩合光昭写真展 こねこ」秋田県立近代美術館
ページ上部へ戻る