名称:「埋もれた古道を探る」京都大学総合博物館
会期:2022年3月16日(水)~5月15日(日)
主催:京都大学総合博物館
京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター
後援:京都府教育委員会 京都市教育委員会
住所:〒606-8501京都府京都市左京区吉田本町
TEL:075-753-3272
URL:京都大学総合博物館
京都大学構内の遺跡の調査・研究成果を紹介するシリーズ「文化財発掘」の8回目は、京の荒神口から白川、山中を越えて近江坂本へと通じている交通路「白川道」に光をあてた展示を企画しました。志賀越道、山中越などとも呼称される白川道は幕末以降、尾張藩吉田邸ならびに第三髙等中学校(現・京都大学吉田キャンパス本部構内)の設置により、一部が寸断されて今に至っています。長年にわたる発掘調査の積み重ねによって、キャンパスの地下には、平安時代後期から江戸時代まで各時代の道路遺構が良好に残っていることが、周辺の土地利用の様相とともに明らかになってきました。
今回の展示では、白川道の実像と白川道周辺の土地利用の形態を発掘調査の結果から明らかにいたします。合わせて、江戸時代の白川道が描かれている「山城國吉田村古図」などの江戸時代の絵図類や明治20年に第三髙等中学校がこの地に移転した際に作成された敷地実測図(本学文書館蔵)も展観に供します。絵図や実測図に描かれた白川道と発掘調査による実態を結びつけて観覧していただくことで、白川道に対する知見をさらに深めていただけることを願っております。
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