名称:「包まれる空間認識 森友紀恵 日本画展ー乱視野と輪郭の共生ー」松坂屋名古屋店
会期:2022年4月6日(水)→12日(火) 最終日は16時閉廊
会場:美術画廊 南館7階 第二画廊
住所:〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
TEL: 052-251-1111
URL: 松坂屋名古屋店
令和元年度博士号を取得し、東京藝術大学大学院博士後期課程を修了した森友紀恵さんがその研究成果を発表します。コロナ禍で2年間延期となっていましたが、この度無事に開催する運びとなりました。
東京藝術大学において、9年間の修練を終えた新鋭作家の集大成となる本展覧会を是非御高覧ください。
手塚雄二
本展覧会は東京芸術大学博士課程における研究作品、また2年間を経て変化してきた作品群で構成されています。
博士課程において、幼少時から存在する乱視、近視でぼやけて見えた裸眼の「柔らかい世界」(乱視視界)と、メガネを通してはっきり見える世界(矯正視界)を共存させ、「包まれる空間」を作り出す創作研究を行いました。これは自身の制作における根源的部分であり、軸とすべき美的感覚だと考えています。近年の作品はそれに加え、目に見えない風や湿度、匂いなどを表象化することにも取り組んでいます。ご高覧いただければ幸いです。
森友紀恵
略歴
1988年 愛知県生まれ
2015年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画先行卒業、
第3回小泉淳作記念鎌倉芸術祭日本画公募展 入選
2016年 第1回松伯日本画公募展 大賞、
再興第101回院展 初入選 2017年
東京藝術大学大学院美術研究科日本画修士課程修了、
修了作品「映える」メトロ文化財団賞、
修了模写「国宝 伴大納言絵巻下巻絵三」東京藝術大学買い上げ、
第32回 有芽の会/西武池袋本店 日本更生保護協会理事長賞
2018年 第73回春の院展 初入選
2020年 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画領域修了、
博士号(美術)取得 博士論文「包まれる空間認識ー乱視野と輪郭の共生ー」
2021年 第74回春の院展 奨励賞
現在 東京藝術大学教育研究助手/日本美術院 院友 師 手塚雄二
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