宮嶋茂樹作品展 「南極観測隊」日本カメラ博物館

宮嶋茂樹作品展 「南極観測隊」日本カメラ博物館

名称:宮嶋茂樹作品展 「南極観測隊」日本カメラ博物館
開催期間:2022年3月29日(火)~4月24日(日)
展示点数:65点(全てモノクロ)
図録販売:今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間:10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料:無料
住所:〒102-0082東京都千代田区一番町25 JCII一番町ビルB1F
TEL:03-3263-7110
URL:日本カメラ博物館

 JCIIフォトサロンでは、来る2022年3月29日(火)から4月24日(日)まで、宮嶋茂樹作品展「南極観測隊」を開催します。
宮嶋さんは、日本大学藝術学部写真学科を卒業後、『フライデー』誌専属カメラマンを経てフリーランスとなり、世界各地で撮影した迫真のドキュメントを「不肖・宮嶋」として発表しているフォトジャーナリストです。
 本展では、報道オブザーバーとして史上初めて雑誌(『週刊文春』)から派遣されて南極観測隊(第38次)と行動を共にした1996~97年撮影の作品65点(全てモノクロ)を展示します。
 観測隊の一員となった宮嶋さんは、約5ヶ月間に亘って隊員と一緒に活動しました。携えたネガフィルムには、氷山を砕きつつ進む観測船「しらせ」の雄姿、過酷な環境の南極大陸での物資運搬、訪問したドームふじ基地、みずほ基地、昭和基地の様子、各地での隊員の生活や極地の驚異的な自然が記録されています。マイナス40度をものともせぬ熱き研究者たちと共に荷役作業を担い、同じ釜の飯を喰い、貨幣も法律も及ばない「原始共産制のコミュニティ」然とした生活を、独自の視点で伝えています。作品に付せられた「不肖・宮嶋」ならではのユーモアあふれるキャプションや当時を振り返っての解説は、今回展のための書き下ろしです。

宮嶋 茂樹 (みやじま・しげき)
1961年、兵庫県生まれ。1984年、日本大学藝術学部写真学科を卒業。同年、講談社の写真週刊誌『フライデー』専属カメラマンとなる。1987年にフリーランスとなり、1996年に東京拘置所収監中の麻原彰晃を撮影するなどのスクープにより、第3回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞を受賞。日本国内はもとよりイラク、北朝鮮、アフガニスタン、コソボなど世界各地で精力的に取材を敢行し、雑誌媒体で活躍中。第4回(2009年)日藝賞受賞。2015年より日本大学客員教授。
主な写真集・著書
『人間 赤尾敏』(話の特集社、1991年)
『不肖・宮嶋 南極観測隊ニ同行ス』(新潮社、2001年)
『不肖・宮嶋 イツデモ ドコデモ ダレトデモ』(小学館、2003年)
『再起 不肖・宮嶋の歩いた東日本大震災の記録』(KKベストセラーズ、2011年)
『鳩と桜 防衛大学校の日々』(文藝春秋、2018年)
『忘れられた香港』(不肖・宮嶋写真事務所、2021年)他
主な写真展
「不肖・宮嶋報道写真展」(東京都写真美術館/2003年)
「不肖・宮嶋 写真展 70年」(富士フイルム フォトサロン東京・大阪/2016年)
「The Cadets 防衛大学校の日々」(キヤノンギャラリー東京・大阪/2019年)
「忘れられた香港~the forgotten state~」(ニコンサロン東京/2021年)
「歴史は夜作られる」(明石市立文化博物館/2021年)他

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