「肥沼美智雄とその時代」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

「肥沼美智雄とその時代」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

名称:「肥沼美智雄とその時代」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
会期:2022.04.16〜2022.06.19
会場:益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
観覧料金:当日一般600円
休館日:月曜日(5月2日は開館)、5月10日
住所:〒321-4217栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
TEL:0285-72-7555
URL:益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

肥沼美智雄は1936年東京都に生まれ、1969年益子町に「一黙窯」を築いた。以降、益子を拠点として数々の作品を世に生み出してきたが、2020年8月に84歳の生涯を閉じた。中国古代の青銅器や埴輪を想起させる堅牢な形体に、黒々とした古銅のような肌を持つ作品群。肥沼の作品は、さまざまな要素を連想させると同時に、他にはない未知の造形で鑑賞者の目を愉しませてくれた。
益子は江戸末期より施釉陶の歴史を築いてきた。その一方で1970年頃から、加守田章二に傾倒し、土味を生かした造形表現を探求する気風が生まれた。肥沼もまた加守田章二に憧れ、益子で陶芸を始めた一人であり、作陶開始当初より次々と新たな作品を展開していった。ロクロで成形するというある種の枷にとらわれない制作手法は、造形表現の可能性を拡げることとなっただろう。
本展では、肥沼作品を中心として、同時代に益子で作陶した作家による作品とあわせて約60点を紹介する。

肥沼 美智雄《壺》 1981年 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄《壺》 1981年 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄《彫文壺》 1980年頃 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄《彫文壺》 1980年頃 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄《壺》 1973年頃 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄《壺》 1973年頃 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄《花器》 1978年頃 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄《花器》 1978年頃 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄 《刻文花生》 1979年頃 益子陶芸美術館
肥沼 美智雄 《刻文花生》 1979年頃 益子陶芸美術館

出品作家(敬称略):肥沼美智雄、加守田章二、瀬戸浩、小滝悦郎、大宮司崇人、菊池昭、伊藤信、宮澤章

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