第74回特別展「高遠が誇るお寺の文化財」伊那市立高遠町歴史博物館

第74回特別展「高遠が誇るお寺の文化財」伊那市立高遠町歴史博物館

名称:第74回特別展「高遠が誇るお寺の文化財」伊那市立高遠町歴史博物館
会期:2022年3月8日(火曜日)-6月19日(日曜日)
開館時間:午前9時から午後5時(最終入館は午後4時30分)
会場:伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
入館料:
  一般 400円
  団体(20名以上) 300円
  高校生以下、および18歳未満の方の入館は無料です。
  団体は20名以上です。
住所:〒396-0213伊那市高遠町東高遠457
TEL:0265-94-4444
URL:伊那市立高遠町歴史博物館

第74回特別展「高遠が誇るお寺の文化財」伊那市立高遠町歴史博物館
第74回特別展「高遠が誇るお寺の文化財」伊那市立高遠町歴史博物館

 中世から近世にかけて、伊那市の歴史は高遠を中心に展開してきました。高遠には城が築かれ、城下町が形成され、いつしか交通の要衝として武将らに重要視され、上伊那の中心的な場所になっていきました。
 高遠を城下町を取り囲むように寺院が配置され、寺院によって町全体が守られていました。宗派も様々で、町に住む人々の宗派の多様性に対応できるようになっていました。武田家をはじめ高遠の有力者たちは寺院の存在を大切にし、土地を寄進し、禁制を出し、土地の保護をしてきました。この時の貴重な古文書が現在も遺されています。
 個々の寺院に目を転ずると、教養ある僧たちが長年にわたって少しずつ文化的資料を蓄積してきてくれたことが分かります。経典、仏具、仏像のような、寺院ならではもの以外にも、絵画、書跡、彫刻などの美術品も見受けられます。お寺は正に文化財の宝庫です。
 こうしたお寺の文化財は、その一部が国・県・市の指定文化財になっていますが、未指定のものも地域或いはお寺の歴史・文化を語る上で大変貴重です。その価値の高さを認めていただき、個々の資料の存在価値をますます高めていけるよう、この展覧会を企画しました。なかなか目にすることのできない大変貴重な資料をぜひご覧いただき、お寺へも足を運んでいただくことで高遠の歴史と文化を感じていただきたいと思います。

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