「建物公開2022 アール・デコの貴重書」東京都庭園美術館

「建物公開2022 アール・デコの貴重書」東京都庭園美術館

名称:「建物公開2022 アール・デコの貴重書」東京都庭園美術館
会期:2022年4月23日(土)~6月12日(日)〈日時指定予約制〉
会場:東京都庭園美術館 本館+新館
住所:東京都港区白金台5-21-9
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日
開館時間:10:00–18:00(入館は閉館の30分前まで)
観覧料:
  一般 1,000円 (800円)
  大学生(専修・各種専門学校含む) 800円 (640円)
  中学生・高校生 500円 (400円)
  65歳以上 500円 (400円)
  *展覧会チケットで庭園もご入場いただけます
  *( )内は団体料金。団体は20名以上
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
年間協賛:戸田建設株式会社
   ブルームバーグ L.P. Bloomberg
   Van Cleef & Arpels
住所:〒108-0071東京都港区白金台5-21-9
TEL:03-5777-8600
URL:東京都庭園美術館

グランサロン(『アンサンブル・モビリエ Ensembles Mobiliers』より)1925年
グランサロン(『アンサンブル・モビリエ Ensembles Mobiliers』より)1925年

「建物公開2022 アール・デコの貴重書」は、東京都庭園美術館で年に一度開催される建物公開展だ。今回は、1920〜30年代のアール・デコ期の貴重書に着目し、装飾性豊かなアール・デコの世界を紹介。同時に、現在の東京都庭園美術館本館にあたる「旧朝香宮邸」の建築としての魅力にも焦点を当てる。
アール・デコ建築「旧朝香宮邸」建物の魅力
「旧朝香宮邸」は、朝香宮夫妻の邸宅として1933年代に竣工された。1920年代に滞欧しアール・デコの様式美に魅せられた朝香宮夫妻は、自邸の建設にあたり、主要な部屋の内装設計をフランスの室内装飾家アンリ・ラパンに依頼。また、ルネ・ラリックをはじめとしたデザイナーが参加するなど、フランス直輸入のアール・デコ様式を取り入れた邸宅を完成させた。
現在は美術館として活用されているものの、内部の改造は僅かにとどめており、「旧朝香宮邸」として建てられた当時の様子を色濃く残している。
会期中は、大食堂のテーブルデコレーションなど、家具や調度を用いた邸宅空間の再現展示を実施。宮邸時代の雰囲気に想いを馳せながら、壁や床、天井、照明などから漂う邸宅の雰囲気を堪能することができる。また、普段は作品保護のために閉じられているカーテンを開放。自然光の差し込む中で建物をじっくりと鑑賞することができるのもポイントだ。
アール・デコ期の貴重書が約100点登場
また、2022年の建物公開展では、東京都庭園美術館が所蔵するアール・デコ期の貴重書を中心に、ショーウインドウの写真集、博覧会やインテリアの特集雑誌、色鮮やかな絵本など、華やかなアール・デコの世界観を伝える書籍など約100点を展示。
調査研究の目的で利用され、展示での紹介が部分的なものに留まっていた書籍・雑誌・文献資料などの貴重資料にフォーカスし、一挙に紹介する。

グランサロン(『アンサンブル・モビリエ Ensembles Mobiliers』より)1925年
グランサロン(『アンサンブル・モビリエ Ensembles Mobiliers』より)1925年
『近代装飾芸術年鑑』1924年、東京都庭園美術館本館 書庫
『近代装飾芸術年鑑』1924年
東京都庭園美術館本館 書庫
東京都庭園美術館本館 書庫
東京都庭園美術館本館 大客室壁画
東京都庭園美術館本館 大客室壁画
『20世紀近代装飾芸術百科事典』1927年
『20世紀近代装飾芸術百科事典』1927年
東京都庭園美術館本館 次室 香水塔
東京都庭園美術館本館 次室 香水塔
東京都庭園美術館本館 大客室マントルピース装飾
東京都庭園美術館本館 大客室マントルピース装飾
東京都庭園美術館本館 外観南面屋上
東京都庭園美術館本館 外観南面屋上
東京都庭園美術館本館 大客室
東京都庭園美術館本館 大客室
東京都庭園美術館本館 第二階段手摺装飾
東京都庭園美術館本館 第二階段手摺装飾

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
  2. 特別展「岩合光昭写真展 こねこ」秋田県立近代美術館
  3. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
ページ上部へ戻る