「漆芸家 山口松太 追悼展・もっと伝統工芸 備中漆展 2022」岡山県立美術館

「漆芸家 山口松太 追悼展・もっと伝統工芸 備中漆展 2022」岡山県立美術館

名称:「漆芸家 山口松太 追悼展・もっと伝統工芸 備中漆展 2022」岡山県立美術館
会期:2022年4月22日(金曜日)から5月29日(日曜日)まで
開館時間:9時から17時
  ・4月30日(土曜日)・5月28日(土曜日)は19時まで夜間開館
  ・いずれも入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(5月2日は開館)
観覧料:一般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円*、高校生以下:無料*
  *学生証やシルバーカード等、年齢や所属が確認できる証明書をご提示ください
  ※キャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料
  ※障害者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料
  ◎特別展「THE ドラえもん展 OKAYAMA 2022」の観覧券でもご観覧いただけます
  ◎岡山の美術 特別展示「第十一回 I氏賞受賞作家展」の観覧券でもご覧いただけます
主催:岡山県立美術館、新見美術館、山陽新聞社、備中うるし利用活用協議会
共催:公益財団法人岡山県郷土文化財団
協力:日本工芸会中国支部
後援:岡山県教育委員会、公益社団法人岡山県文化連盟、一般財団法人岡山県国際交流協会
助成:公益財団法人福武教育文化振興財団
住所:〒700-0814岡山県岡山市北区天神町8-48
TEL:086-225-4800
URL:岡山県立美術館

「漆芸家 山口松太 追悼展・もっと伝統工芸 備中漆展 2022」岡山県立美術館
「漆芸家 山口松太 追悼展・もっと伝統工芸 備中漆展 2022」岡山県立美術館

 漆芸家山口松太追悼展ならびにもっと伝統工芸備中漆展2022を開催いたします。
 山口松太(1940-2020)は岡山県倉敷市に生まれ、昭和41(1966)年に香川県漆芸研究所で基礎を学んだ後、岡山の漆芸家・難波仁斎に師事します。昭和43(1968)年日本伝統工芸展に初入選すると、以後同展、同支部展、同部会展等に出品、若くしてその才を発揮し、本県工芸界のホープと期待されました。様々な漆芸技法を学ぶ中で琉球漆器の伝統技法である堆錦と出会い、備中漆を用いて独自の「油枩堆錦」を完成、平成7(1995)年岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。平成11(1999)年には日本伝統工芸展で総裁賞を受賞しています。
 山口は自身の制作に励むとともに、ダム工事による漆畑の水没や高度経済成長による職人の出稼ぎ、後継者不足などで衰退していた備中漆の復興にも尽力しました。本展覧会では、令和2(2020)年10月に逝去した山口の総裁賞受賞作を里帰りさせ、県内外に所蔵される多彩な漆芸作品を展示するとともに、新見市で採取した復興漆を用いて制作された日本工芸会中国支部の漆芸・木工芸会員らによる新作を展示いたします。復興漆の採取から10年、備中漆が持つ透明感や美しい艶の魅力を改めてご鑑賞いただけましたら幸いです。

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