「太田三郎展 人と災いとのありよう」BBプラザ美術館

「太田三郎展 人と災いとのありよう」BBプラザ美術館

名称:「太田三郎展 人と災いとのありよう」BBプラザ美術館
会期:2022年7月5日(火)〜2022年9月11日(日)
会場:BBプラザ美術館
時間:10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 7月18日(月・祝)開館・7月19日(火)
    8月6日(土)午後1時以降はギャラリートーク開催のため休館
観覧料:一般 400円 (320円)
    大学生以下 無料
    65歳以上の方、障がいのある方とその付添いの方1名は半額
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※7月7日(木)は開館記念日のため入館無料
主催:BB プラザ美術館・株式会社シマブンコーポレーション
後援:神戸市・神戸市教育委員会・日本郵便株式会社・朝日新聞神戸総局・神戸新聞社・ 産経新聞社神戸総局・山陽新聞社・毎日新聞神戸支局・読売新聞神戸総局・ サンテレビジョン・ラジオ関西
特別協力:和歌山県立近代美術館
協力:井原鉄道株式会社・西日本豪雨災害『大切なもの』無償応急処置、出来る事を出来るだけチーム・ S-HOUSE ミュージアム・曲里一成
住所:〒657-0845兵庫県神戸市灘区岩屋中町4-2-7 BBプラザ2F
TEL:078-802-9286
URL:BBプラザ美術館

《「岸辺の情景」 2012年6月6日宮城県石巻市》 2012 作家蔵
《「岸辺の情景」 2012年6月6日宮城県石巻市》 2012 作家蔵

日常的な営為に視点を置き、岡山県津山市で独創的な制作活動をつづけている美術家・太田三郎(1950- )。山形県に生まれ、国立鶴岡工業高等専門学校を卒業後に上京し、やがてグラフィックデザインの仕事に携わります。また、仕事の傍ら肖像画や版画制作を始めます。身近な「版画的なもの」を探す中で、電車の切符やレシートといった素材を広義の版画と考え、1984年に切手を素材とした作品を発表しました。
本展では、コロナ禍の「マスク」をモチーフとした切手型作品や、先の戦争において失われた生命や記憶に思いを寄せた《POST WAR》シリーズなど、「人と災い」をテーマにした作品を紹介します。精緻で静謐な太田の作品は、一見多くを語りません。しかし、災厄における人間の存在へと迫ることで、その奥にある、これから生きてゆく全ての人々へのメッセージや問い掛け、太田の眼差しに触れることができるでしょう。本展は展覧会という形をとった、私たちへの宛名の無い手紙でもあるのです。
◆ 太田三郎
1950年山形県西田川郡温海町(現・鶴岡市)に生まれる。国立鶴岡工業高等専門学校機械工学科を卒業後上京。その後、銀座のグラフィックデザイン事務所に18年間勤務。1994年からは岡山県津山市に拠点を置き、制作活動をおこなう。個展やグループ展を多数開催し、その実績や美術振興活動により、2013年第4回創造する伝統賞を、2016年に第74回山陽新聞賞/文化功労、第17回福武文化賞を受賞。2021年には第73回岡山県文化賞を受賞した。パブリックコレクション:東京国立近代美術館・東京都現代美術館・岡山県立美術館・公益財団法人大原美術館・韓国国立現代美術館・国立ドレスデン版画素描館(ドイツ)ほか

《可部のおにぎり》 2014 作家蔵
《可部のおにぎり》 2014 作家蔵
《「POST WAR 46–47 兵士の肖像」 松山孝次(1926-1945)》 1994 和歌山県立近代美術館蔵
《「POST WAR 46–47 兵士の肖像」 松山孝次(1926-1945)》 1994 和歌山県立近代美術館蔵
《Bird Net-世界はつながっている「献花」》 2022 作家蔵
《Bird Net-世界はつながっている「献花」》 2022 作家蔵

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