特別展「生誕100年記念 山田風太郎展」姫路文学館

特別展「生誕100年記念 山田風太郎展」

名称:特別展「生誕100年記念 山田風太郎展」姫路文学館
会期:令和4年(2022)4月16日(土曜日)から6月5日(日曜日)
休館日:月曜日 ※5月2日は開館
開館時間:午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)
会場:姫路文学館 北館
観覧料:一般700円、大学・高校生400円、中学・小学生200円 未就学児無料
特別協力:山田風太郎記念館、谷口基氏(茨城大学教授)
主催:姫路文学館
住所:〒670-0021兵庫県姫路市山野井町84
TEL:079-293-8228
URL:姫路文学館

兵庫県養父郡関宮村(現・養父市関宮)に生まれた山田風太郎(やまだ ふうたろう 大正11年~平成13年 1922-2001)。『甲賀忍法帖』『魔界転生』をはじめとする忍法帖シリーズで一世を風靡し、『八犬伝』『人間臨終図巻』『警視庁草紙』など数多くの名作を生み出しました。
風太郎は早くに父母と死別し、父の医院を継いだ叔父に育てられます。学生時代から受験勉強と並行して膨大な読書を重ね、懸賞小説を投稿しはじめました。青年時代の日記は後年刊行され、戦時中の貴重な記録としての意義と、読み物としての面白さを兼ね備えています。
昭和19年(1944)、東京医学専門学校(現・東京医科大学)入学、在学時に推理作家デビュー。江戸川乱歩、高木彬光、横溝正史たちと交友し、大学卒業後は専業作家として活躍します。中国四大奇書のひとつ「金瓶梅」をミステリに仕立てた「妖異金瓶梅」以降、伝奇小説から時代小説の世界を切り拓き、続々と作品を発表していきます。
卓抜したアイデアと深い人間へのまなざし。奇想のもとには、歴史風俗、医学知識の蓄えがありました。生涯手がけたジャンルは幅広く、推理小説、伝奇小説、歴史小説、随筆、ノンフィクション、日記と多岐にわたります。その人気は今なお続き、映画、舞台、漫画となって、世界中で愛されています。
本展覧会は風太郎の生誕百周年を記念し、青年期の「小説腹案集」や日記、スケッチ、スクラップブック、愛蔵品を中心に、風太郎の生涯と作品の魅力を辿ります。

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