「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」東京都写真美術館

「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」東京都写真美術館

名称:「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」東京都写真美術館
会期:2022.05.20〜2022.08.21
会場:東京都写真美術館
観覧料金:一般700円(事前予約制)
休館日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日
住所:〒153-0062東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL:03-3280-0099
URL:東京都写真美術館

近代日本写真史における前衛写真は、海外から伝わってきたシュルレアリスムや抽象美術の影響を受け、1930年代から1940年代までの間に全国各地のアマチュア団体を中心に勃興した写真の潮流である。活発に作品が発表された時期が大変短かかったことから、今まで活動内容についての検証があまりなされていなかった。しかし近年、各地の美術館により研究が進み、海外の展覧会でも作品が注目される機会も増えている。
それまでも写真にとって絵画の影響は強いものだったが、前衛写真は画家だけではなく詩人やデザイナーなどが参加し、その活動の幅を広げていた。とくに1937年に「海外超現実主義作品展」が開催されたことによって、多くの写真家が触発され新しい表現へ向かい、画家たちは写真を使って、絵画では出来ない表現に挑戦していった。しかし、次第に戦時下体制の強化とともに各地で行われていた活動は収束へと追い込まれていきます。
時代の波にあらがうことができずに、戦争の陰に隠れてしまっていた作品を見ていただくことで、自由に表現できる大切さと、写真で表現できることの幅広さを実感していただけるだろう。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 彦根屛風 彦根城博物館蔵
  2. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  3. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
ページ上部へ戻る