すべとしるべ(再):#01 守屋友樹「蛇が歩く音:only the voice remind」Gallery PARC

すべとしるべ(再):#01 守屋友樹「蛇が歩く音:only the voice remind」Gallery PARC

名称:すべとしるべ(再):#01 守屋友樹「蛇が歩く音:only the voice remind」Gallery PARC
会期:2022年06月11日(土) 〜 2022年07月03日(日)
時間:13:00~19:00
休館日:水・木曜日
料金:無料
住所:〒602-8282  京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階
TEL:075-334-5085
URL:Gallery PARC

Gallery PARCによる、変容する社会状況の中で「展覧会」という機会(しるべ)をよりタフに起動させていく方法(すべ)の開発を目的としたプロジェクト「すべとしるべ」による展示企画。2021年に京都府南丹市で開催した展覧会「蛇が歩く音」を、ギャラリーの空間に(再)構成・(再)起動して開催します。
およそ10年前、凍結した諏訪湖の湖面が割れる音を聞いたという体験を出発点に、現在までに幾度もリサーチを重ねて準備されたこの展覧会は、『蛇』をモチーフとしながらも、いわゆる写真そのものを展示するのではなく、にまつわる様々な要素を横断的に展開するインスタレーションとなります。ここで守屋は「目の前に見えるものしか写せない」という写真の「解体」と並行して、物語化・象徴化された『蛇』を物質化・抽象化させることで、鑑賞者の内にイメージの「生成」を促し、「目には見えないけれど確かに見えている」という体験を発生させています。
2021年の開催時は築400年を超える旧酒造を会場とし、この特徴的な空間を手がかりに作品が制作・展示されました。この時の作品を、異なる空間・時間に持ち込んで(再)展開させる本展では、かつて(2021年)の展覧会に取材して制作した記録映像・記録集をあわせてご覧いただけます。これにより、記録が、過去と現在・記録と記憶の曖昧な重なりに自立することで、鑑賞者の発見や想像を促し得ること、そこに作品や表現を「ひらきつづける」ことの可能性を体感いただけるのではないでしょうか。

守屋友樹
1987年北海道生まれ。2010年日本大学日本大学芸術学部写真学科卒業。2022年京都造形芸術大学大学院修士課程修了。
近年の主な展覧会
2015 個展「消えた山、現れた石」Gallery PARC (京都)    「ULTRA AWARD2015 POST INTERNET ART新しいマテリアリティ、メディアリティ」京都造形芸術大学ギャルリオーブ(京都)
   「the catalogue : 川内倫子ワークショップ成果発表展」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
   「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD_NEW VISION#1」G/P Gallery(東京)
2016 「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD_NEW VISION#3」G/P Gallery(東京)
   「ULTRA AWARD×ANTEROOM」HOTEL ANTEROOM KYOTO(京都)
2017 個展「still untitled & a women S」KYOTO ART HOSTEL kumagusuku(京都)
   「ゴーストに矛と盾」ARTZONE(京都)
   「th Dali International Photography Exhibition Asia photo book showcase」(中国・大理市)
   「未来の途中の星座-美術・工芸・デザインの新鋭9人展」京都工芸繊維大学(京都)
2018 個展「シシが山から下りてくる」Gallery PARC(京都)
2019 「きりとりめでると未然の墓標(あるいはねこ動画の時代)2019-2020」パープルームギャラリー(神奈川)
2020 「影を刺す光-三嶽伊紗 + 守屋友樹」京都芸術センター(京都)
   「SUBJECT/OBJECT」HOTEL ANTEROOM KYOTO(京都)

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