名称:春夏展「木のおもちゃの物語~おもちゃの町、ドイツ・ザイフェンを巡ろう!~(後期)」エルツおもちゃ博物館・軽井沢
会期:2022年6月15日(水)〜10月3日(月)
開館時間:5~10月は9:30~17:00
3~4月、11~1月は10:00~16:00
(最終入館は閉館の30分前)
料金:エルツ大人 750円
エルツ中高生 500円
エルツ小学生 350円
セット大人 1,400円
セット中高生 900円
セット小学生 650円
休館日:休館日は火曜 ※7~9月は無休
住所:〒389-0111長野県北佐久郡軽井沢町長倉182(塩沢・風越公園)
URL:エルツおもちゃ博物館・軽井沢
木工おもちゃに宿るドイツ・エルツ地方の物語
ドイツ東部のエルツ地方は、木工おもちゃ産業において300年以上の歴史を有しています。エルツ地方はもともと鉱業で栄えていました。しかし鉱業が衰退すると、それまで副業的に行われていた木工おもちゃ作りが本格化していきます。
特にザイフェンは、おもちゃの町として世界的に有名です。町のメインストリートにはマイスターたちのおもちゃ工房が立ち並び、「パイプ人形」や「くるみ割り人形」をはじめとした、良質な木工おもちゃが生み出されています。
木工おもちゃの題材となるのは、鉱業の様子や様々な職業、ドイツで親しまれている物語、イースターなどの伝統行事といった、エルツ地方の人々の暮らしと深く結びついた情景です。
伝統的なおもちゃの1つである「パイプ人形」は、「鉱夫」や「おもちゃ売り」、「お医者さん」など、人々の暮らしに根付いていた職業のモチーフが豊富です。また、「くるみ割り人形」には、冠を被った王様の姿をしているものが多くあります。これは一説によれば、昔庶民を苦しめていた王様の姿が反映しているためともいわれています。このようにエルツ地方の木工おもちゃには、当時の人々の生活を伝えてくれる一面もあります。
本展では、「パイプ人形」と「くるみ割り人形」を中心に、ザイフェンで作られる様々な木工おもちゃを紹介します。おもちゃの町・ザイフェンの雰囲気を楽しんでもらいながら、おもちゃのモチーフとなっているエルツ地方の歴史や文化について知っていただけたら幸いです。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。