野田涼美「昭和について」GALLERY GALLERY

野田涼美「昭和について」GALLERY GALLERY

名称:野田涼美「昭和について」GALLERY GALLERY
会期:2022年06月25日(土) 〜 2022年07月10日(日)
会場:GALLERY GALLERY
時間:12:00~19:00(最終日は17:00まで)
休館日:木曜日
料金:無料
住所:〒600-8018京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビル5F
TEL: 075-341-1501
URL:GALLERY GALLERY

京都を拠点に、廃棄される工業資材と伝統技術で作られた糸や箔、織物などを組み合わせた独自の作品を制作している現代美術家・野田涼美の個展。今回は昭和をテーマに、昭和時代に発行された様々なラベルを素材とした作品を中心に、インスタレーションを展開します。
ステートメント:昭和について
石炭の頃
私は、石炭から石油へとエネルギーが変換する時代に生きてきた。映画「にあんちゃん」、土門拳写真集「筑豊のこどもたち」、鉱山の事故やストライキのニュース、黒い羽募金など石炭についての記憶はわずかしかない。リサーチしたからといってそこへ近づけるわけでもないが、この快適な生活が成り立ってきた昭和のエネルギーについて知るべきだと思った。
有志鉄線
動物を分離し占有し管理するために、人は安価で有効な柵を作り出した。やがてそれは戦争の武器となり、人を強制的に分離する囲いとしても使われてきた。今では、侵入を防いでいるのか囲われているのかさえ分からない見えない不安な柵がある。
輸入果物
子どもの頃のおやつは、冬はミカンとリンゴ、夏はブドウとスイカ、そして病気見舞いにはバナナとパイナップルの缶詰だた。今では季節を問わず世界中の食物がマーケットに並ぶようになった。旬に優るものはない。
昭和のにおい
衣替えの頃になると祖母はベンヂンをしみこませた布で冬物の袖口や襟首周りの汚れを拭き取っていた。
※「昭和のにおい」は持ち帰りいただけます。(お一人様1点ずつ)

野田涼美
1997 「国際テキスタイルコンペティション」京都文化博物館:芸術賞
1999 「キリンコンテンポラリーアワードOB5人展」キリンプラザ大阪
2002 「構成された布切れ展」神戸ファッション美術館
2003 「日本ブルガリア交流展」国立美術館(ブルガリア・ソフィア)
2005 「第5回国際タペストリー&テキスタイルアートトリエンナーレ」ベルギー
   「カウナスアートビエンナーレ “テキスタイル05”」リトアニア
2006 「ミラノサローネサテリテ」イタリア・ミラノ
2007 「Southern Project Studio」西オーストラリア・メルビル
2010 「第13回国際タペストリートリエンナーレ」ウッジテキスタイル美術館(ポーランド)
   「織る 編む ひろがる テキスタイルの形と色」岡山県立美術館
2011 「Lost In Lace」展 バーミンガム美術館(イギリス)
2015 「Kawaii展」UCAギャラリー/’16 ラグビー美術館(イギリス)
2019 「日本とリトアニアの現代テキスタイル展」国立MKチュルリョーニス美術館(リトアニア)
   「第3回ファイバーアートトリエンナーレ」浙江美術館(中国)
2020 「Fabric: Touch&Indentity コプトンバーニーギャラリー(イギリス)

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