名称:葛本康彰「罠、或いは待合せ場所に似た [I wanna be with you]」Art Spot Korin
会期:2022/06/28(火) 〜 2022/07/10(日)
会場・開催場所 Art Spot Korin
時間:15:00~19:00(最終日は18:00まで)
料金:無料
住所:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
TEL:075-746-3985
URL:Art Spot Korin
“人間の作為” と “自然の現象”の双方から素材にアプローチする独自の手法による彫刻作品を制作している作家・葛本康彰の個展です。
「人間と外界(自然)の関係性」について、作品の制作・発表や企画運営を通して考察しています。
作品制作においては身の回りの自然現象、例えば“重力”や“空気の流れ”、“気温の変化”などを重要な要素と位置づけています。素材の特性によって、そうした現象の痕跡を定着する制作手法そのものから考案しています。こうした作品制作は“自分”と“自然”の間に独自の接点を生み出し、人間には知覚できない自然の中に在る力や秩序のようなものを抽出し、物質として定着する行為だと捉えています。もしかすると生物によってはそうした“像”を見たり感じたりしているのかも知れませんし、知覚できないだけで私たちの身の回りにはそのようなかたちの世界が広がっているのかも知れません。
パンデミック以降、また、近年規模の大きな自然災害が起こるたび、私が作品制作の中で重要視してきた身の回りに当たり前のように存在している自然は、そこにリスクを孕みネガティブな印象を伴って再認識されているように感じます。そうした印象に抗うように、作品の制作発表を通して、好奇心や想像力によって身の回りの自然を捉え直せるような場を提示したいと考えています。
私の作品制作の性質上、またスタジオの環境上、制作の為の行動範囲は多くの生き物たちの生活圏と重なっています。本展では制作中、または完成後に生き物たちがそこに居た痕跡の残る作品を中心に構成します。作品制作をする人間と、ただそこに生きる動物の本来交わらない時間の交錯を通して、その周囲に広がりを持ったものとして作品を提示することを試みます。(葛本)
葛本康彰
1988年奈良県出身。2021年度平和堂財団芸術奨励賞受賞
個展
2020 「人間と空気:human and air (life in the bottom of the blue air) 」AIR南山城村 “青い家”(京都)
2021 「なにもないとうつくしい:something like a phenomenon or nothing」大庄屋諏訪家屋敷(滋賀)
「かたはらのものとことと:something like a sculpture or nothing」不二画廊(奈良)
2022 「Four Sequences」galerie16(京都)
「Four Silhouettes」Gallery一茶亭(京都)
グループ展
2020 「見えない世界」+1art(大阪)
「gallerism2020 in 中津」PIAS GALLERY(大阪)
「第15回大分アジア彫刻展」朝倉文夫記念文化ホール(大分)
「ニュー・ロケーション-維持される気配-」藤樹の郷文化芸術会館(滋賀)
「Kyoto Art for Tomorrow-京都新鋭選抜展-」京都文化博物館(京都)
2021 「WATOWA ART AWARD 2021 EXHIBITION」elephant STUDIO(東京)
「10年後~」+1art(大阪)
「ホスピタルアート in ギャラリーⅢ」江之子島文化芸術創造センター(大阪)
「Know Arts vol.2 現れる姿かたち 西川礼華・葛本康彰展」八日市文化芸術会館(滋賀)
2022 「やまもりハプン 希望ヶ丘2022~全力図画工作~」滋賀県希望ヶ丘文化公園(滋賀)
「WHAT CAFÉ×WATOWA GALLERY EXHIBITION -DRIVE UP!-」WHAT CAFÉ(東京)
「さんかく工房作品展」アートスペース上三条(奈良)
「Miniature 小さく愛しきものたち」gallery サラ(滋賀9
「KKYOTO ART LOUNGE EXHIBITION ベールの光景」COCON KARASUMA2階 アトリウム(京都)
「THE SELECTED vol.2」elephant STUDIO(東京)
「東大阪国際芸術展」飛行機スタイルギャラリー(大阪)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。