名称:「箱嶋泰美展 -Midsummer-」日本橋三越本店
会期:2022年7月6日(水) ~ 2022年7月18日(月·祝) 最終日は午後5時終了
会場:日本橋三越本店本館6階 コンテンポラリーギャラリー
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店
日本橋三越本店 コンテンポラリーギャラリーにて、箱嶋泰美氏の初個展を開催いたします。
幼少期を東南アジアで過ごした体験をオリジンに異国の文化圏の人々の暮らしや街並みを独自の視点で見つめてきた箱嶋氏は、
多視点から見た光景を再構成し、断片的な私的な記憶、想像、複数の空間などが混じりあう絵画を制作しています。
景観や人物を横断的に融合させた絵画は色彩の鮮やかな明るさで満たされ、鑑賞者をエキゾチシズム漂う世界へと誘います。
今展では、日本橋三越のライオン像をモチーフとした大作をはじめ、東南アジアの風景と人物等を描いた作品約20点を展覧いたします。
ぜひご覧ください。
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10年以上前の事です。銀座三越を通りかかると、入り口が工事中で、いつものライオンは不在でした。代わりに大きな写真が。その前で、人々がいつも通り待ち合わせているのを見て、俄然描きたくなりました。
普段はアジアの人や風景が多いのですが、これは是非描いておかねば!という思いが湧き起こり、以後、日本橋、新宿等、各店のライオンさんに会いに通いました。大作、小品、デッサン…。
今回、偶々三越で展覧会をさせて頂く事になり、「そういえば、こちらのライオンも描きました」とお伝えすると大変驚かれました。私自身、愛着あるライオンが故郷に帰るような不思議さを感じています。
コロナ禍。それでも矢張り、ライオンは毅然と鎮座し、年配の女性が「久しぶりねえ」と声を掛け、ぽんぽんっと撫でてから店内に入って行かれました。
時代や世の中が変化しても、変わらない場所や気持ち、そこだけに見える人や風景の混じり合った光景を、これからも描いて行きたいと思います。
箱嶋泰美
箱嶋泰美 Hakoshima Yasumi
1979年 愛知県生まれ
2000年 ウィーン芸術アカデミー留学 ( 東京造形大学国際交流協定校短期留学生)
2002年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業(形象表現)
2004年 アーティスト イン レジデンス シラパコーン大学 (バンコク タイ)
主な個展
2021年 「紙の仕事」南天子画廊/東京
2020年 「Still」南天子画廊/東京
2018年 「Floating in the city」南天子画廊/東京
2016年 「With the times」南天子画廊/東京
2014年 「Vivid living」南天子画廊/東京
2012年 “My Life” 南天子画廊/東京
2011年 “That’ s the spirit !” 南天子画廊/東京
2010年 “I met you ~少し笑って” Sundries/東京
2009年 “Your story” Gallery Jin Projects/東京
2008年 “Happy-go-lucky” Sundries/東京
主なグループ展
2012年 「第31 回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」損保ジャパン東郷青児美術館/東京
2011年 「明るく絶望する」かんらん舎/東京
「四郎かマチルダ」現代HEIGHTS Gallery Den &.ST/東京
2010年 「群馬青年ビエンナーレ2010」 群馬県立近代美術館
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