名称:特別公開「羽黒神社所蔵 逸見東洋作《大太刀 銘 義隆》」きび美ミュージアム
会期:2022年6月29日(水)〜9月25日(日)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
料金:一般700円 / 中高生500円 / 小学生300円
※10名以上の団体は2割引 ※車いすで入館される方の介助者は無料
休館日:月、火曜日 ※祝日の場合は振替
会場:きび美ミュージアム
住所:〒7100046 岡山県倉敷市中央1-4-22「くらしき宵待ちGARDEN」内
TEL:086-4258-080
URL:きび美ミュージアム
郷土「吉備」をテーマに、古代から現代までのその歴史と文化をご紹介する「きび美ミュージアム」。
このたびは2階<翰墨(かんぼく)の間>を会場に、倉敷市玉島・羽黒神社所蔵《大太刀 銘 義隆》(岡山県指定重要文化財)を特別公開致します。幕末から大正にかけ、刀・木・竹・漆工に類まれな技量を発揮した逸見義隆(東洋)の手になる大太刀です。
弘化3年(1846)、岡山市に生まれた逸見義隆は、号を竹貫斎、後に東洋と称しました。京都の天龍子正隆に鍛刀を学び、明治初頭にかけて刀工として活躍します。
羽黒神社への奉納刀として境内で打った《大太刀 銘 義隆》は、彼の代表作といえます。全長152.7㎝と堂々たる姿を誇り、鍛刀のみならず研ぎ、刀身彫刻、さらには鞘に至るまですべて義隆が手掛けました。
しかし、明治9年(1876)の廃刀令に向かう時代の流れの中で義隆は、鍛刀を手掛けた作としては本作を最後とし、木工、竹工、漆工に転身します。そして刀工として培った技術をいかんなく発揮して超絶技巧を凝らした名作を生みました。
幕末から明治という激動の時代を生きた刀工・逸見義隆の傑作《大太刀 銘 義隆》をどうぞご覧ください。
併せて、当ミュージアム所蔵の名刀《太刀 銘 宗貞》(岡山県指定重要文化財)なども展示します。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。