名称:特別展「黒毛和種の源流をさぐる ―但馬地方の「蔓牛つるうし」と飼養文化―」牛の博物館
会期:令和4年7月16日(土)~令和4年10月23日(日)
開館時間:9時30分~17時(ただし入館は16時30分まで)
会場:牛の博物館企画展示室
協力:兵庫県立但馬牧場公園但馬牛博物館、たじま農業協同組合、香美町、香美町小代観光協会、東京国立博物館、東京大学農学生命科学図書館、兵庫県、公益社団法人全国和牛登録協会、肉牛新報社
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
住所:〒029-4205岩手県奥州市前沢区字南陣場103-1
TEL:0197-56-7666
URL:牛の博物館
黒毛和種の肉牛生産を語る上で、兵庫県内で生産される素牛「但馬牛」を欠かすことはできません。黒毛和種の中でも特に脂肪交雑が肉に入りやすく、上質な霜降り牛肉の生産に適した但馬牛は、全国で種牛として活躍し、品種改良に貢献してきました。元々、但馬地方は近畿一円で飼養される素牛を江戸時代より生産し、江戸時代末期に優良な系統群「蔓牛」を地域ごとに造成、維持するなど、牛の品種改良に熱心な地域でした。兵庫県の政策でも、外国品種はもとより、県外の牛の血を入れない閉鎖育種を継続してきたため、但馬牛は日本在来牛の遺伝子を強く残しています。
本企画展では、蔓牛に関する資料から、但馬地方独自の牛の飼養文化を紹介し、現在の肉牛生産につながる黒毛和種の品種改良の歴史を紹介します。
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