名称:「表象への祈りⅡ 吉仲正直 展」何必館・京都現代美術館
会期:2022年07月16日(土) 〜 2022年09月25日(日)
会場:何必館・京都現代美術館
時間:10:00~18:00
料金:10:00~18:00(入館は17:30まで)
住所:〒605-0073京都府京都市東山区祇園町北側271
TEL:075-525-1311
URL:何必館・京都現代美術館
現代画家・吉仲正直(1942~2016)の回顧展です。本展では、吉仲が晩年に制作した未発表作品を含め、代表作約50点を一堂に展覧します。
大阪に生まれ早稲田大学で美術史を学んだ吉仲は、大学卒業後、26歳の時に画家になることを決意。油絵やテンペラ画など様々な技法を独学で習得しました。
東京や大阪、アジア圏を中心に国内外で幅広く活動を展開し、1988年には文化庁芸術家在外研修員として韓国に留学、翌89年には現代日本美術展において東京国立近代美術館賞を受賞するなど、その実力は高く評価されています。
また、大阪芸術大学では長年にわたり教鞭をとり、後進の育成にも尽力しました。
吉仲の作品は、年代により大きく変化していきますが、一貫して線描に特徴があります。デッサンするという行為を「実践哲学」と位置付けて制作された彼の作品は、現代美術のなかにおいても特異な存在感を放っています。思索の痕跡であるその作品は、現代において得意な存在感をもって私たちに語り掛けてきます。
何必館の梶川芳友館長は、吉仲が22歳の時に出会い、以来50年にわたりその活動を見守り続けた生涯の友でした。この機会にご高覧ください。
吉仲正直
1942 大阪市に生まれる
1964 梶川芳友と出会い、以後生涯に渡り親交を深める
1965 早稲田大学文学部美術史学科卒業
1973 「関西二紀展」関西二紀賞受賞
1974 ヨーロッパへ遊学、グランド・ショミエール芸術学校(フランス)で裸体を描く
1980 「第1回吉原治良美術コンクール賞展」大阪府立現代美術センター
1988 文化庁芸術家在外研修員として韓国弘益大学へ留学
1989 「第19回現代日本美術展」東京国立近代美術館賞受賞
1993 大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科教授に就任
2000 「さまざまな眼 吉仲正直」かわさきIBM市民文化ギャラリー
2009 「DOMANI・明日展2009」国立新美術館
2016 逝去、享年73歳
2018 回顧展「表象への祈り 吉仲正直展」何必館・京都現代美術館
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