「東西の巨匠展 板谷波山と富本憲吉」廣澤美術館

「東西の巨匠展 板谷波山と富本憲吉」廣澤美術館

名称:「東西の巨匠展 板谷波山と富本憲吉」廣澤美術館
会期:令和4年6月23日(木)〜9月4日(日)
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月18日(月・祝)は開館し、翌19日(火)は休館いたします)
入場料:一般1,000円、大学・高校生700円、中学生500円、小学生以下無料
住所:〒308-0813 茨城県筑西市大塚599-1 ザ・ヒロサワ・シティ
TEL:0296-21-1234
URL:廣澤美術館

「東西の巨匠展 板谷波山と富本憲吉」廣澤美術館
「東西の巨匠展 板谷波山と富本憲吉」廣澤美術館

この度、廣澤美術館では「東西の巨匠展」と題し、近代日本陶芸界の頂点に位置する板谷波山と富本憲吉という二人の陶去家にスポットをあてた、特別展を開催いたします。
東の板谷波山は、明治5年(1872)3月3日、茨城県の下館町(現・筑西市)に生まれ、昭和28年(1953)には工芸家として初の文化勲章を受章し、昭和29年(1954)には日本画の横山大観とともに茨城県名誉県民の第一号となりました。波山芸の特徴は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学んだ卓越した彫刻の技術と、釉下彩による「彩磁」や「葆光釉」と名付けられた半透明つや消しの彩色表現に、独自性が認められます。
西の富本憲吉は、明治19年(1886)6月5日、奈良県の安堵村に生まれ、明治37年(1904)に東京美術学校図科に入学し、建築と室内装飾を専攻しました。バーナード・リーチとの出会いをきっかけに陶芸の世界へと身を投じ、昭和30年(1955)には「色絵磁器」の技法で第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、その後昭和36年(1961)には文化勲章を受章します。富本の作風は、楽焼からはじまり白磁や染付、色絵磁器、そして色絵金銀彩と多岐にわたり、その味わい深い意匠世界は、後進の陶芸家に広く影響を与えています。
近代日本の陶芸史にその名を刻んだ巨匠である板谷波山と富本憲吉。その作品スタイルには共通点と対照的な部分があります。出品された作品を通して、それぞれの求めた美の世界に思いを馳せていただけましたら幸いに存じます。

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