「鈴木のりたけの”しごとば”展 進化する絵本の世界」武蔵野市立吉祥寺美術館

客室乗務員 『もっと・しごとば』(ブロンズ新社 2014年)より

名称:「鈴木のりたけの”しごとば”展 進化する絵本の世界」武蔵野市立吉祥寺美術館
会期:2022年8月6日(土曜)~9月19日(月曜・祝日)
休館日:8月31日(水曜)
開館時間:10時00分~19時30分入館料300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
主催:武蔵野市立吉祥寺美術館<(公財)武蔵野文化生涯学習事業団>
協力:ブロンズ新社、アリス館、KADOKAWA、小学館、PHP研究所
住所:〒180-0004東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8番16号 FFビル7階
TEL:0422-22-0385
URL:武蔵野市立吉祥寺美術館

「鈴木のりたけの”しごとば”展 進化する絵本の世界」武蔵野市立吉祥寺美術館
「鈴木のりたけの”しごとば”展 進化する絵本の世界」武蔵野市立吉祥寺美術館
新幹線運転士 『しごとば』(ブロンズ新社 2009年)より
新幹線運転士 『しごとば』(ブロンズ新社 2009年)より

“しごとば”には、鈴木のりたけが発見した、「面白い」があふれています。「仕事の現場を絵本にする」という発想で、2009年に誕生した「しごとば」シリーズは、2020年刊行の『やっぱり・しごとば』を含めて計6冊。「カラッとした絵で、情報をきちんと伝えたい」と作家自身が綿密な取材を重ね、それぞれの仕事の醍醐味を一枚の絵に落とし込む独自の手法で子どもたちの心をつかんでいます。
本展では、新幹線運転士、宇宙飛行士、消防隊員、女優、米農家、客室乗務員、特殊メイクアップアーティスト、プロサッカー選手、恐竜学者、オーケストラ団員、医者など、計20職種の“しごとば”の原画を展示。絵のなかに入り込むように、じっくりと視線を巡らせてみれば、「働くって楽しい」という思いが、どの“しごとば”からもしっかりと伝わって来ます。現実の社会にもワクワクする気持ちがあふれていることを子どもたちに知ってほしいと、あえてリアルを追求して描かれていますが、「しごとば」シリーズは“職業紹介図鑑”ではありません。作家が取材で感じた「面白い」が知的好奇心をくすぐる、最先端の“進化する絵本”なのです。
ダジャレ好きな作家は、思わず声を上げて笑い出したくなるような「面白い」を発見して、絵本の形に落とし込むのも得意。デビュー作『ケチャップマン』 から14年、常に革新的な手法で子どもたちの想像力を刺激し続けています。本展では、約160点の原画を展示。そのなかには、「しごとば」シリーズ以外の代表作の絵本原画・約70点も含まれます。会場では、鮮やかな色彩や、遊び心あふれる緻密な表現にどっぷりとはまって、鈴木のりたけの“進化する絵本の世界”を存分に楽しんで頂ければ幸いです。

花屋 『続・しごとば』(ブロンズ新社 2010年)より
花屋 『続・しごとば』(ブロンズ新社 2010年)より
花屋のラフ
花屋のラフ
消防隊員 『続々・しごとば』(ブロンズ新社 2011年)より
消防隊員 『続々・しごとば』(ブロンズ新社 2011年)より
現場監督と職人 『しごとば 東京スカイツリー®』(ブロンズ新社 2012年)より
現場監督と職人 『しごとば 東京スカイツリー®』(ブロンズ新社 2012年)より
客室乗務員 『もっと・しごとば』(ブロンズ新社 2014年)より
客室乗務員 『もっと・しごとば』(ブロンズ新社 2014年)より

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