「-念ずれば花ひらく- 詩人 坂村真民の世界」高梁市成羽美術館

「-念ずれば花ひらく- 詩人 坂村真民の世界」高梁市成羽美術館

名称:「-念ずれば花ひらく- 詩人 坂村真民の世界」高梁市成羽美術館
会期:2022年7月9日(土)-9月4日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月18日は開館し翌日休館)
入館料:一般・シニア800円/高校・大学生400円(証明をご提示ください)/小・中学生300円 
   ※団体20名以上は2割引 ※高梁市内在住の小中生入館無料(学校休業日のみ)
   ※身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添の方お1人まで無料(証明をご提示ください ※障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可)
主催:高梁市成羽美術館
後援:岡山県、高梁市教育委員会、公益社団法人岡山県文化連盟、岡山県郷土文化財団、山陽新聞社、読売新聞岡山支局、朝日新聞岡山総局、毎日新聞岡山支局、NHK岡山放送局、RSK山陽放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、OHK岡山放送、KSB瀬戸内海放送、株式会社吉備ケーブルテレビ、FM岡山、FMくらしき、レディオモモ、エフエムふくやま
協力:坂村真民記念館
住所:〒716-0111岡山県高梁市成羽町下原1068-3
TEL:0866-42-4455
URL:高梁市成羽美術館

21世紀になり世界が更なる躍進の時代を迎えようとした矢先、誰が今のようなコロナ禍を予想したでしょうか。人と人との接触を控えて距離を置き、マスク越しに会話する。温かい心の交流が忘れ去られ、人々が孤独の淵に追いやられるのではないかと案じられます。
坂村真民は幼くして父を失い、母親一人の手で清貧の中で5人兄弟の長男として育てられました。その母への恩愛は深く、数々の詩に詠われています。また遠く郷里を離れて四国で教職に就き、煩悶を抱えながらも家族への愛情を培いながら詩の世界に没頭してゆきます。真民はその生涯で沢山の詩を発表し、97歳で世を去るまでいかに生きるべきかを厳しく自らに問いただしながら感動の詩を紡ぎ出し「祈りの詩人」として多くの人に親しまれてきました。
この度の展覧会ではその真民の詩を中心に、愛用品やノートに記された思索のあとなどをご覧いただきながら、坂村真民の人となりと生き方をたどりたいと思います。また真民詩に深く傾倒する鎌倉 円覚寺の横田南嶺管長が筆を揮った真民詩も特別展示します。坂村真民の詩に触れ、喜びと新たな生きがいを見出していただければ幸いです。
坂村真民(さかむら・しんみん)
1909年(明治42年)、熊本県玉名郡府本村(現・荒尾市)生まれ。本名、昂(たかし)。8歳の時、父親が急逝し、どん底の生活の中、母を支える。神宮皇學館(現・皇學館大学)卒業後、熊本で教員となる。その後、朝鮮に渡って師範学校の教師に。終戦後、朝鮮から引き揚げて愛媛県に移住。高校の教員として国語を教え、65歳で退職。58歳の時、砥部町に定住し、92歳で砥部町名誉町民に選ばれる。2006年(平成18年)97歳で砥部町にて永眠。
20歳から短歌に精進するが、41歳で詩に転じ、個人詩誌『詩国』を発行し続けた。仏教伝道文化賞、愛媛県功労賞、熊本県近代文化功労者賞受賞。
一遍上人を敬愛し、午前零時に起床して夜明けに重信川のほとりで地球に祈りを捧げる生活。そこから生まれた人生の真理、宇宙の真理を紡ぐ言葉は、弱者に寄り添い、癒しと勇気を与えるもので、老若男女幅広いファン層を持つ。

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