「村田エミコ展 開いてみよう!木版画のとびら」丹波市立植野記念美術館

「村田エミコ展 開いてみよう!木版画のとびら」丹波市立植野記念美術館

名称:「村田エミコ展 開いてみよう!木版画のとびら」丹波市立植野記念美術館
会期:令和4年8月6日(土曜日)~9月4日(日曜日)
休館日:月曜日
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
住所:〒669-3603兵庫県丹波市氷上町西中615-4
TEL:0795-82-5945
URL:丹波市立植野記念美術館

「村田エミコ展 開いてみよう!木版画のとびら」丹波市立植野記念美術館
「村田エミコ展 開いてみよう!木版画のとびら」丹波市立植野記念美術館

 毎年個展を開催し精力的に作品を発表してきた絵本作家・村田エミコの展覧会を関西の美術館で初めて開催します。村田は初期の代表作『よるのどうぶつえん』(川口幸男・文、大日本図書株式会社)(1997年)で絵本作家として注目を集め、独特の木版画表現で現在に至るまで多くの作品を生み出してきました。村田エミコ作品の特徴の一つは版木に彫り跡を残す技法で、登場人物たちは動きと余韻を感じさせるように表現されています。本展では村田エミコの絵本原画およそ150点を、版木など絵本制作で使用された資料と併せて展示し村田エミコの木版画の世界を紹介します。
 村田エミコの絵本作品には人間や動物の親子や商店街のいろいろなお店屋さんなど、たくさんのキャラクターたちが登場します。これらの登場人物同士の関わり合いを村田はユーモアとあたたかさに満ちた視線で描き出します。初めて出会う世界に興味津々の目、他者との交流のなかで出会う驚きの表情など、絵のなかに生きるキャラクターたちの感情がいきいきと表現されており、子どもたちでなく読み聞かせている大人たちも絵本の世界に引き込まれていきます。少し昔風の商店街の描写など懐かしい光景も登場します。本展ではモノトーンで仕上げた力強く個性的な初期の村田作品から、子どもの目線で描かれた愛らしく親しみやすい描写の作品、そして日本のむかしばなしにユーモアあふれる挿絵を添えた作品など、多岐にわたる作品を一堂に集めて紹介します。

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