特別展「野田弘志 真理のリアリズム」奈良県立美術館

特別展「野田弘志 真理のリアリズム」奈良県立美術館

名称:特別展「野田弘志 真理のリアリズム」奈良県立美術館
会期:前期:2022年9月17日(土)~10月16日(日)
後期:2022年10月18日(火)~11月6日(日)
*会期中、一部の作品を入れ替え展示します
開館時間:9時~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日、10月31日は開館)、9月20日、10月11日
観覧料:一般1,200 (1,000)円、大・高生1,000 (800)円、中・小生800 (600)円
*(  )内は20名以上の団体料金
*身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保険福祉手帳(アプリ等を含む)をお持ちの方と介助の方1人、外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方は、無料でご観覧いただけます
主催:奈良県立美術館・朝日新聞社 会場:奈良県立美術館
住所:〒630-8213奈良県奈良市登大路町10-6
TEL:0742-23-3968
URL:奈良県立美術館

《やませみ》1971年 豊橋市美術博物館
《やませみ》1971年 豊橋市美術博物館

野田弘志(1936-)は、日本のリアリズム絵画を代表する画家の一人です。東京藝術大学を卒業後、イラストレーターとして多忙な日々を送る中で、絵画制作への想いが高まり、30代半ばより画業に専念するようになりました。広島市立大学芸術学部で後進の指導にあたったのち、現在は北海道のアトリエで日夜制作に没頭する日々を送り、傘寿を超えてなお、リアリズムの画壇をけん引し続けています。
本展は、画家・野田弘志の最初期から近作まで、その画業の全容を回顧するものです。自身のスタイルを模索していた学生時代の作品、広告会社時代のイラストやデザイン。画壇デビューを果たした頃の細密な静物画群(「黒の時代/金の時代」)から、その名が全国的に知られる契機となった新聞連載小説『湿原』(加賀乙彦著)の挿絵原画。骨、あるいは生ける人間を描き、死生観を示そうとしたシリーズ「TOKIJIKU(非時)」「THE」、そして近年手掛けている等身大肖像のシリーズ「聖なるもの」「崇高なるもの」まで。人物・静物・風景、いずれのモチーフを前にしても、一貫してひたすらに見つめ、描くことで「在る」ということを突き詰めようと、野田弘志が歩んできたリアリズムの道をたどります。
展示構成
第I章 黎明 –学生からイラストレーター時代-
第II章 写実の起点と静物画
第III章 挿絵芸術 –新聞連載小説『湿原』-
第IV章 風景を描く –自然への憧憬-
第V章 生と死を描く –TOKIJIKUシリーズ/THEシリーズ-
第VI章 存在の崇高を描く –聖なるものシリーズ/崇高なるものシリーズ-

《黒い風景 其の参》1974年 豊橋市美術博物館
《黒い風景 其の参》1974年 豊橋市美術博物館
《聖なるもの THE-Ⅳ》2013年 ホキ美術館
《聖なるもの THE-Ⅳ》2013年 ホキ美術館
《涙》(『湿原』挿画第148回)1983年 豊橋市美術博物館
《涙》(『湿原』挿画第148回)1983年 豊橋市美術博物館

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