「工藝×コンテンポラリーアート 中川衛+舘鼻則孝展 Heel-less Shoes DowntownⅠ」MOA美術館

象嵌朧銀花器 南島の朝 (中川衛) 2020

名称:「工藝×コンテンポラリーアート 中川衛+舘鼻則孝展 Heel-less Shoes DowntownⅠ」MOA美術館
会期:2022年9月1日(木)~2022年10月5日(水)
開館時間:09:30 〜 16:30
休館日:木曜日 木曜日が祝日の場合は木曜日開館
入場料:一般 1600円、 大学生・高校生 1000円、 65歳以上 1400円、中学生以下 無料、障害者手帳提示と付き添い1名 800円
会場:MOA美術館
住所:〒413-8511静岡県熱海市桃山町26-2
TEL:0557-84-2511
URL:MOA美術館

象嵌朧銀花器 チェックと市松 (中川衛) 2020
象嵌朧銀花器 チェックと市松 (中川衛) 2020

中川衛は、石川県に生まれ、プロダクトデザイナーとして活躍したのち、加賀象嵌の魅力に触れて金工の道に入りました。自然美を意匠化した詩情あふれる作品やグラデーションを用いた作品で加賀象嵌に新風を吹き込み、2004年に重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)に認定されています。
舘鼻則孝は、東京都に生まれ、東京藝術大学卒業後、現代美術家として国内外の展覧会へ参加し、高い評価を得ています。特に大学の卒業制作として発表したヒールレスシューズは、花魁の高下駄から着想を得た作品として、レディー・ガガが愛用していることでも知られています。
この度、文化庁の令和3年度補助事業・伝統工芸超分野交流事業(コラボ事業)として、日本を代表する伝統工芸作家の中川衛と、コンテンポラリー・アーティストとして現代美術の最前線で活躍する舘鼻則孝とのコラボによるアートの制作を試みました。その作品「Heel-less Shoes DowntownⅠ」の発表とともに、両氏の代表作を展観して、日本工芸の新しい魅力の創造と発信を試みたいと思います。

ダウンタウンⅠ (中川衛+舘鼻則孝)
ダウンタウンⅠ (中川衛+舘鼻則孝)
Floating World Series 2021 ©NORITAKA TATEHANA K.K.
Floating World Series 2021 ©NORITAKA TATEHANA K.K.
Heel-less Shoes 2021 ©NORITAKA TATEHANA K.K.
Heel-less Shoes 2021 ©NORITAKA TATEHANA K.K.
Floating World Series (Raven) 2014 ©NORITAKA TATEHANA K.K.
Floating World Series (Raven) 2014 ©NORITAKA TATEHANA K.K.
Descending Painting Series (yellow thunder, blue cloud) 2019 ©NORITAKA TATEHANA K.K.
Descending Painting Series (yellow thunder, blue cloud) 2019 ©NORITAKA TATEHANA K.K.

中川 衛(なかがわ まもる)
1947年 石川県に生まれる
1971年 金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業、同年松下電工入社
1974年 松下電工を退社し、高橋介州に師事。デザイナーから工芸家へと転身
1996年 金沢美術工芸大学教授に就任
2004年 重要無形文化財「彫金」保持者に認定される
2008年 メトロポリタン美術館に作品が収蔵される
2010年 大英博物館に作品が収蔵される
2018年 瑞宝中綬章受章

1985年 東京都に生まれる
2010年 東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒
2012年 「Future Beauty」(東京都現代美術館ほか国際巡回)
2014年 「イメージメーカー展」(21_21DESIGN SIGHT)
2016年 パリ、カルティエ現代美術財団で文楽公演開催
2019年 「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園)
「It’s always the others who die」(POLA Museum Annex)

象嵌朧銀花器 南島の朝 (中川衛) 2020
象嵌朧銀花器 南島の朝 (中川衛) 2020

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