名称:「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」神戸ファッション美術館
会期:2022年9月10日(土)〜2022年11月6日(日)
会場:神戸ファッション美術館
時間:10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日 9月20日(火)、10月11日(火)
※9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館
観覧料:一般 1,000円(800円)
大学生・神戸市外在住の65歳以上 500円(400円)
高校生以下・神戸市内在住の65歳以上 無料
※( )内は有料入館者30名以上の団体料金
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)をお持ちの方は割引が受けられます
住所:〒658-0032兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
TEL:078-858-0050
URL:神戸ファッション美術館
ハンガリー出身のロバート・キャパ(本名アンドレ・フリードマン)は、20世紀を代表する報道写真家です。スペイン内戦の結末を暗示するかのような《崩れ落ちる兵士》や、死線に身を晒し命懸けで撮影したノルマンディー上陸作戦の激戦は、戦争報道写真の傑作とされています。
リアルタイムに映像が届けられることがなかった時代、キャパの写真が紙面を通して人々に与えた衝撃は計り知れません。
一方で、キャパは戦時下の市民の姿もカメラに多数おさめました。不安げに空を見上げる人々や途方に暮れて佇む人など、戦争が日常化した世界とそこに生きる人たちの姿を多面的に捉えようとする意識がうかがえます。
このことは、キャパ自身が写真集を企画刊行する編集的視野をもっていたことと関係しているかもしれませんが、人が見せる鮮烈な感情と向き合うことで「人間」という存在にせまる挑戦であったと捉えることもできるでしょう。
人の内面を浮き彫りにするキャパの「まなざし」は、親交のあったピカソやヘミングウェイらを被写体とした場合にも遺憾なく発揮されます。
本展では、東京富士美術館が誇るロバート・キャパ・コレクションの中から、溢れ出る感情とそれを捉えるキャパの眼を軸に選び出した約100点の作品を展示することで、キャパの「もうひとつの顔」である編集的視点を会場内に構成します。再び緊迫する世界を前に、激動の世紀を駆け抜けたキャパの写真をぜひご覧ください。
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