冬の展示「板画と律動(リズム)」棟方志功記念館

《日立の海太平洋図》油絵 1972

名称:冬の展示「板画と律動(リズム)」棟方志功記念館
会期:2022年12月20日(火)~2023年 3月19日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:月曜日(祝日及び1月16日、23日は開館)、12月29日~1月1日
住所:〒030-0813青森県青森市松原2-1-2
TEL:017-777-4567
URL:棟方志功記念館

《春夏秋冬図》部分 倭画 1963
《春夏秋冬図》部分 倭画 1963

 棟方志功は大原家の園遊会で河井寛次郎に紹介され大原総一郎と出会いました。大原はロンドンで見た棟方の《風神の柵》に感銘を受け、自分にも何か描いてほしいと依頼したそうです。一方、棟方も大原から影響を受けました。ベートーベンを教えられたことです。あるとき大原邸でベートーベンの交響曲を第一番から第九番まで一晩かけて聞いたとき「あのたたみかけるようなザッザッザッというリズムは、わたくしの欲する板画の切り込みに通ずるものだと感動した」と語っています。棟方はこの時の感動を板画の彫りに生かし、制作の糧としました。冬の展示では、韻を含んだ文学のように棟方のリズムが生かされた板画を主に倭画、油絵、書など幅広い棟方作品を展示します。

《日立の海太平洋図》油絵 1972
《日立の海太平洋図》油絵 1972
《柳緑花紅頌》より松鷹の柵 板画 1955
《柳緑花紅頌》より松鷹の柵 板画 1955
《歓喜頌》部分 板画 1953
《歓喜頌》部分 板画 1953

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