「追憶のサムライ ー横浜・中世武士のイメージとリアルー」横浜市歴史博物館

「追憶のサムライ ー横浜・中世武士のイメージとリアルー」横浜市歴史博物館

名称:「追憶のサムライ ー横浜・中世武士のイメージとリアルー」横浜市歴史博物館
会期:2022年10月8日(土)~11月27日(日)
開館時間:9時~17時(券売は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし、10月10日は開館)、祝日の場合は翌日の平日
観覧料:一般 800円(640円)
    高校生・大学生 600円(480円)
    小学生・中学生・横浜市内在住65歳以上 200円(160円)
    常設展共通:
    一般 1,000円(800円)
    高校生・大学生 700円(560円)
    小学生・中学生・横浜市内在住65歳以上 250円(200円)
    ※ ( )内は団体(20人以上)料金です。
    ※ 毎週土曜日は、小・中・高校生は無料です。
    ※ 障がい者及び付添の方は無料です。
    ※ 補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)とご一緒に入館できます。
主催:(公財)横浜市ふるさと歴史財団
共催:横浜市教育委員会
特別協力:横浜市旭区役所、横浜市立大学、朱紅会、神奈川県古書籍商業協同組合
後援:朝日新聞横浜総局、神奈川新聞社、産経新聞社横浜総局、東京新聞横浜支局、毎日新聞社横浜支局、読売新聞横浜支局、NHK横浜放送局、tvk、FMヨコハマ
住所:〒224-0003神奈川県横浜市都筑区中川中央1-18-1
TEL:045-912-7777
URL:横浜市歴史博物館

赤糸縅大鎧(あかいとおどしおおよろい)複製 千葉県立中央博物館大多喜城分館蔵。 畠山重忠奉納として武蔵御嶽神社に伝わる資料を元に制作されたもの。
赤糸縅大鎧(あかいとおどしおおよろい)複製 千葉県立中央博物館大多喜城分館蔵。 畠山重忠奉納として武蔵御嶽神社に伝わる資料を元に制作されたもの。

剛勇、清廉、潔白、私たちの抱いている武士あるいはサムライのイメージは、どのように創り語られてきたのでしょうか。そして実際の資料からうかがえる彼らの実像はどのようなものでしょうか。本展示は第一部で横浜の鎌倉武士・畠山重忠を中心に創られた武士のイメージに、第二部で横浜市立大学所蔵の50余点におよぶ中世文書から、横浜に伝わる中世武士たちのリアルにせまります。

酸漿蒔絵鞍(ほおずきまきえくら) 金沢区東光禅寺蔵・横浜市指定文化財 伝・畠山重忠愛用。17世紀中頃の鞍師「播磨東城」の花押がある。
酸漿蒔絵鞍(ほおずきまきえくら) 金沢区東光禅寺蔵・横浜市指定文化財 伝・畠山重忠愛用。17世紀中頃の鞍師「播磨東城」の花押がある。
鐙(あぶみ) 金沢区東光禅寺蔵・横浜市指定文化財 鞍とともに伝・畠山重忠愛用。別に付属品として轡(くつわ)と障泥金具がある。
鐙(あぶみ) 金沢区東光禅寺蔵・横浜市指定文化財 鞍とともに伝・畠山重忠愛用。別に付属品として轡(くつわ)と障泥金具がある。
夏野の露(なつののつゆ)部分 旭区清来寺蔵 畠山重忠の事績をたたえて、後世に顕彰のため有志が制作した絵巻、歌集。写真は旭区内の重忠の伝承地をほぼ包括するように描かれる部分。 現在の二俣川・帷子川の流域に広がる湿地帯が、幕府軍との合戦の舞台だった。
夏野の露(なつののつゆ)部分 旭区清来寺蔵 畠山重忠の事績をたたえて、後世に顕彰のため有志が制作した絵巻、歌集。写真は旭区内の重忠の伝承地をほぼ包括するように描かれる部分。 現在の二俣川・帷子川の流域に広がる湿地帯が、幕府軍との合戦の舞台だった。
源範頼像(みなもとのりよりぞう) 金沢区太寧寺蔵 範頼は、いわゆる曽我兄弟の仇討ちの後、讒言(ざんげん)を受けて失脚、伊豆で死去する。しかし横浜を始め、各地に伝説を残す。 金沢区太寧寺は範頼の開基と伝わり、伝説では伊豆を逃れてこの地に隠れ、討たれたという。 (展示期間:11月1日(火)~11月27日(日))
源範頼像(みなもとのりよりぞう) 金沢区太寧寺蔵 範頼は、いわゆる曽我兄弟の仇討ちの後、讒言(ざんげん)を受けて失脚、伊豆で死去する。しかし横浜を始め、各地に伝説を残す。 金沢区太寧寺は範頼の開基と伝わり、伝説では伊豆を逃れてこの地に隠れ、討たれたという。 (展示期間:11月1日(火)~11月27日(日))
黒漆鞘太刀(くろうるしさやたち) 上野修路氏(朱紅会会員)制作・個人蔵 中世工芸研究制作者の上野氏が鎌倉期の工芸品に学んで制作したもの。
黒漆鞘太刀(くろうるしさやたち) 上野修路氏(朱紅会会員)制作・個人蔵 中世工芸研究制作者の上野氏が鎌倉期の工芸品に学んで制作したもの。
重忠 -花と座す-(しげただ はなとざす) 山田道則氏(朱紅会会員)画・個人蔵 バロック絵画を学んだ山田氏が畠山重忠を題材に、武士像に挑んだ絵画作品。
重忠 -花と座す-(しげただ はなとざす) 山田道則氏(朱紅会会員)画・個人蔵 バロック絵画を学んだ山田氏が畠山重忠を題材に、武士像に挑んだ絵画作品。
新古今和歌集竟宴和歌(しんこきんわかしゅうきょうえんわか) 公立大学法人横浜市立大学蔵・国指定重要文化財 「新古今和歌集」の撰集終了を記念して行った竟宴で詠まれた和歌をまとめたもの。後鳥羽院と臣下19名の和歌を収める。
新古今和歌集竟宴和歌(しんこきんわかしゅうきょうえんわか) 公立大学法人横浜市立大学蔵・国指定重要文化財 「新古今和歌集」の撰集終了を記念して行った竟宴で詠まれた和歌をまとめたもの。後鳥羽院と臣下19名の和歌を収める。
足利尊氏袖判下文(あしかがたかうじそではんくだしぶみ) 安保文書・公立大学法人横浜市立大学蔵 秩父地域に拠点をもつ武士・安保泰規(あぼやすのり)に宛て、地頭職を与えることを記すもの。右端の花押(かおう)は、室町幕府将軍・足利尊氏のもの。 末尾の正平7年(1352年)は南朝年号で、当時の尊氏の立場を示す。
足利尊氏袖判下文(あしかがたかうじそではんくだしぶみ) 安保文書・公立大学法人横浜市立大学蔵 秩父地域に拠点をもつ武士・安保泰規(あぼやすのり)に宛て、地頭職を与えることを記すもの。右端の花押(かおう)は、室町幕府将軍・足利尊氏のもの。 末尾の正平7年(1352年)は南朝年号で、当時の尊氏の立場を示す。
足利義昭御内書(あしかがよしあきごないしょ) 吉見文書・公立大学法人横浜市立大学蔵 源範頼の子孫と伝える吉見氏は、鎌倉期に石見国(島根県)に移ったという。この文書は室町将軍足利義昭が吉見次郎(広頼)に宛て、「大蔵大輔」に任じると記すもの。
足利義昭御内書(あしかがよしあきごないしょ) 吉見文書・公立大学法人横浜市立大学蔵 源範頼の子孫と伝える吉見氏は、鎌倉期に石見国(島根県)に移ったという。この文書は室町将軍足利義昭が吉見次郎(広頼)に宛て、「大蔵大輔」に任じると記すもの。

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