特別展「光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~」神戸ファッション美術館
名称:特別展「光の芸術家 ゆるかわふうの世界 ~宇宙(そら)の記憶~」神戸ファッション美術館
会期:2022年1月29日(土) - 3月27日(日)
開館時間:10:00 – 18:00 (入館は17:30まで)
休館日:月曜日、3月22日(ただし3月21日は開館)
入館料:一般 1,000円(800円)
65歳以上・大学生 500円(400円)
高校生以下 無料
神戸市内在住の65歳以上 無料
住所:〒658-0032兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
TEL:078-858-0050
URL:神戸ファッション美術館
背後からLED光源を当てた断熱材に凹凸を作ることによって陰影を表現する「光彫り」というオリジナル技法の作品を創作する、現代アーティスト・ゆるかわふう。
光彫り作品は、建築用の断熱材やLED照明などの工業製品を使って宇宙空間や成層圏、海中など、20世紀になってから私たちが初めて見ることができるようになった世界を主に描いている。
「光の芸術家 ゆるかわふうの世界~宇宙(そら)の記憶~」と題して、高さ約1.8メートル、幅約5メートルの大きな作品を中心に30点を展示する展覧会は全国初。
描き出される生き物や風景の質感や奥行きや立体感は、光の陰影のみで描かれており、心が一瞬にして異空間へと導かれるような幻想的な光の世界を楽しめる展覧会。
ゆるかわふう プロフィール
1980年 大阪府出身
2006年 東京藝術大学美術学部建築科卒業
2008年 東京藝術大学大学院美術研究科芸術学(美術解剖学)修了
2008~11年 東京藝術大学大学院美術研究科芸術学教育研究助手
背後からLED照明を透過させた発泡断熱材の表面に凹凸をつけることで、
光の陰影を表現する世界初のオリジナル技法「光彫り」を考案。
絵画でも彫刻でも映像でもない新ジャンルアートのパイオニアとして角界から注目されている。
日テレ「ヒルナンデス」、読売テレビ「ミヤネ屋」NHK「おはよう日本」、フジテレビ「めざましテレビ」など、テレビ出演多数。
<主な活動>
2008年 グループ展「美術解剖学展 vol.1」@東京藝術大学上野校地 東京
2015年-2021年 個展「湯河原真鶴アート散歩」毎年参加(2020年を除く) 神奈川
2018年 3月 個展 現代美術作家展 @町立湯河原美術館 神奈川
2019年 2月 狂言師大藏彌太郎千虎 舞台展示 神奈川
2019年 4月 個展 「DEEP CURRENT」@ギャラリーアートポイント 東京 銀座
展示構成
【空エリア】
作家が考案したオリジナル技法「光彫り」をさらに発展させて制作した新シリーズを展示したエリアです。
種類の異なる複数の断熱材を組み合わせて、時間や季節によって変化する色とりどりの空を緻密に表現しています。
無限の奥行きをもった壮大な空の景色が小さな額縁の中に収まり、美しい光のグラデーションとなって私たちに届きます。
【羽衣伝説エリア】
月、天女、白鳥、松など、羽衣伝説をテーマにした作品を展示したエリアです。
空から地上に舞い降りて水浴びをしている天女の姿に心を奪われた男性が彼女の羽衣を隠してしまう…といった主旨の物語は、
日本だけでなく世界中に存在します。数ある同様の物語の中で、天女と白鳥はしばしば同一視されます。
天界と地上を繋ぐ神話の世界が、荘厳な雰囲気を漂わせながら美しく描かれています。
【海エリア】
クジラやウミガメなど海で暮らす動物の姿を描いた作品を展示したエリアです。
断熱材の素材そのものが持っている色彩を活かして、青色にかがやく海の世界を表現しています。
大きな身体をもった生き物がフワッと浮かんで、画面の中からこちら側に迫ってきます。
哺乳類の先祖はかつて太古の海で暮らしていました。
私たちの遠い故郷ともいうべき青い海の世界が画面いっぱいに広がります。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。