「華麗なる色絵磁器」山口県立萩美術館・浦上記念館

《五彩龍文壺》 中国・景徳鎮窯 明時代 万暦在銘(1573〜1620年)

名称:「華麗なる色絵磁器」山口県立萩美術館・浦上記念館
会期:2022年11月19日(土)〜2023年4月9日(日)
会場:山口県立萩美術館・浦上記念館
時間:9:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 (祝日・休日・第一月曜日は開館)、
   祝日・休日で開館した月曜日の翌平日、年末年始、展示替え期間
観覧料:一般 300円(240円)
   学生 200円(160円)
   70歳以上と18歳以下の方、および高等学校、中等教育学校、 特別支援学校に在学する生徒は無料です
   ※( )内は20名以上の団体料金です
住所:〒758-0074山口県萩市平安古町586-1
TEL:0838-24-2400
URL:山口県立萩美術館・浦上記念館

色絵は五彩(ごさい)、赤絵(あかえ)とも呼ばれ、その名前が示す通り赤、緑、黄などの顔料を用いて、色鮮やかな文様が描かれたやきものです。素地(きじ)が陶器の場合は色絵陶器、素地が磁器の場合は色絵磁器と呼ばれ、いずれも古い歴史を有します。今回紹介する色絵磁器は、元時代に中国江西省の景徳鎮窯(けいとくちんよう)で14世紀ころに生まれました。
色絵磁器は同時代に生まれた青花(せいか)磁器と併せて、陶磁器の装飾における革命的な技法でしたが、素地となる磁器(白磁)の焼締まる温度では、顔料が定着せず揮発してしまうため、色絵磁器を作るには低火度で余計にもう1回焼成する必要があり、必然的にやきものにかかるコストが増えることになりました。
しかし、その鮮やかさから色絵磁器は発展し続け、特に皇帝への献上品が焼かれた景徳鎮官窯では、わずかな筆致の乱れも許されない優品が作られ、明時代の万ばん暦れき赤絵はその頂点のひとつと評されます。一方、景徳鎮民窯で作られた南京赤絵や、福建省の漳州窯(しょうしゅうよう)で作られた呉州(ごす)赤絵などは、奔放な絵付けが当時の日本人にも好まれ、多く輸出されました。本展示では、陶磁史を彩る色鮮やかな色絵磁器の逸品の数々を紹介します。

《五彩龍文壺》 中国・景徳鎮窯 明時代 万暦在銘(1573〜1620年)
《五彩龍文壺》 中国・景徳鎮窯 明時代 万暦在銘(1573〜1620年)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「オダイバ恐竜博覧会2024」フジテレビ本社屋
  2. 「カイつまんで、ヒモときます。 ~しな水の貝展~」しながわ水族館
  3. 「アイナ・ジ・エンド photo exhibition ‐幻友‐」PARCO MUSEUM TOKYO
ページ上部へ戻る