名称:桑原史成写真展 第2期「沖 縄」-本土復帰 50年-」桑原史成写真美術館
会期:2022年7月22日~2022年10月19日
休館日:木曜(8/11は開館)
住所:〒699-5605島根県鹿足郡津和野町後田71-2
TEL:0856-72-3171
URL:桑原史成写真美術館
桑原史成写真美術館の今回の展示は「沖縄」を展示します。
今年5月15日、沖縄が本土に復帰して50年の節目を迎えた。
沖縄は、かつて独立国の「琉球王国」であった。薩摩藩が琉球に侵攻したのは1609年で、それ以降は薩摩支配下に置かれた。徳川幕府から明治に移り、1879年に「沖縄県」の設置で「日本国」となったのである。
その後、日本が辿る米国との戦争と戦禍の歴史に「沖縄」が引きずり込まれる苛酷で余りにも悲劇的な運命をたどった。日本が敗戦する1945年8月15日より約2ヶ月前の6月23日に、兵士と民間人を合わせて20万人余の死者を出して、沖縄戦は終戦した。
その沖縄の本土復帰は、日本の終戦から27年を経た1972年である。在沖縄の米軍基地の敷地面積は、日本全土に存在する米軍基地の70%を超え、沖縄本土の15%を占めている。沖縄が「基地の島」と言われる所以でもある。
私は1967年以来、「基地の沖縄」の撮影で幾度か訪れ、その現状を垣間見た。
しかし、人々がおかれた苦境の全てを記録(撮影)している訳ではないが、その片鱗を見て頂けるものと考える。
報道写真家 桑原 史成
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