「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」東京都美術館
名称:「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」東京都美術館
会期:2023年1月26日(木)〜4月9日(日)
会場:東京都美術館
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社、フジテレビジョン
後援:オーストリア大使館
オーストリア文化フォーラム東京
住所:〒110-0007東京都台東区上野公園8-36
TEL:03-3823-6921
URL:東京都美術館
エゴン・シーレ(1890-1918)は、世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンに生き、28年という短い生涯を駆け抜けました。シーレは最年少でウィーンの美術学校に入学するも、保守的な教育に満足せず退学し、若い仲間たちと新たな芸術集団を立ち上げます。しかし、その当時の常識にとらわれない創作活動により逮捕されるなど、生涯は波乱に満ちたものでした。孤独と苦悩を抱えた画家は、ナイーヴな感受性をもって自己を深く洞察し、ときに暴力的なまでの表現で人間の内面や性を生々しく描き出しました。表現性豊かな線描と不安定なフォルム、鮮烈な色彩は、自分は何者かを問い続けた画家の葛藤にも重なります。
本展は、エゴン・シーレ作品の世界有数のコレクションで知られるウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイング40点以上を通して、画家の生涯と作品を振り返ります。加えて、クリムト、ココシュカ、ゲルストルをはじめとする同時代作家たちの作品もあわせた約120点の作品を紹介します。夭折の天才エゴン・シーレをめぐるウィーン世紀末美術を展観する大規模展です。
レオポルド美術館について
レオポルド美術館は19世紀後半から20世紀のオーストリア美術約6,000点の所蔵作品を誇ります。
クリムトらウィーン世紀末のコレクションは突出しており、特に220点以上のエゴン・シーレ作品を所蔵することから「エゴン・シーレの殿堂」として世界にその名を知られています。これらの作品は、クリムトやシーレの作品が現代ほどは評価されていなかった1950年代から、ルドルフ・レオポルドとエリザベス・レオポルド夫妻が素晴らしい審美眼と情熱をもって約50年にわたり収集したものです。
その後、大部分の作品が1994年に設立されたレオポルド美術館私設財団に寄付され、2001年にレオポルド美術館が開館しました。
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